私設サイトの書籍紹介欄に、今最も旬な作家の一人である冲方丁(うぶかた・とう)によるデビュウ作『黒い季節』角川文庫版を追加しています。
オリジナルは1996年に出た単行本ですね。デビュウ第2作が大長編の『ばいばい、アース』上下巻な訳ですが、これも角川文庫から全て出ています。是非合わせてお読み下さい。
ちなみに、中身は武闘系伝奇小説である、と思って下さい。陰陽五行思想などが満載なところが結構特徴的。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今最も旬な作家の一人である冲方丁(うぶかた・とう)によるデビュウ作『黒い季節』角川文庫版を追加しています。
オリジナルは1996年に出た単行本ですね。デビュウ第2作が大長編の『ばいばい、アース』上下巻な訳ですが、これも角川文庫から全て出ています。是非合わせてお読み下さい。
ちなみに、中身は武闘系伝奇小説である、と思って下さい。陰陽五行思想などが満載なところが結構特徴的。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、藤木稟による新たなミステリ・シリーズ第1弾『バチカン奇跡調査官 黒の学院』文庫版を追加しています。
各地で起こる奇跡の真偽を判別することを職務とする「奇跡調査官」である、科学者・平賀と古文書学者・ロベルトのコンビが、とある修道院+寄宿学校で起こった奇跡と怪事件の謎に挑戦する、というお話です。
ちょっと大風呂敷なのと、その割には描写が細かくてちょっとアンバランスなのが気になりましたが、決して悪くない作品です。何せ直木賞候補にもなったことがある藤木稟ですからね。第2弾『バチカン奇跡調査官〈Truth2〉サタンの裁き』も近いうちに文庫化されるようなので、心待ちにしたいと思います。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、伊坂幸太郎による第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞受賞の傑作『ゴールデンスランバー』文庫版を追加しています。
記念すべき2011年初紹介です。珍しくやや辛口なテイストに仕上がっています。そうですねぇ、評論もお酒も淡麗辛口くらいが良いですよね。ああ、お正月気分抜けてないな(笑)。
ちなみに、この逃亡劇ですが、元ネタは明らかにT.ギリアム監督の映画『未来世紀ブラジル』(原題Brasil)。こういう情報は重要です。この作品(『ゴールデンスランバー』)、あるいはその映画版(中村義洋監督、堺雅人主演)を鑑賞する上で、あの映画を観ているのと観ていないのとでは大違いなので、是非チェックしてみて下さい。
話がそれますが、ギリアムの『ブラジル』、個人的には、全ての映画ベスト10に入れたいくらいの驚異的な作品だと思っています。あの『新世紀エヴァンゲリオン』も見事なまでに影響受けてたりします。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による2番目の長編にして"作家三部作"の一角をなす作品『作者不詳 ミステリ作家の読む本』文庫版を追加しています。
タイトルがやや「謎」なのですが、評論ではなく、長編小説ですので誤解なきよう。でも、ある意味評論的と言いますか、ミステリ論なりホラー論にもなっていますね。2002年という刊行年、あるいはこの作家の第2作目であること、などなどを考えますと、非常に重要な作品だと思いました。
ちなみにこの作品、エンターテインメント小説としても非常に高いクォリティを持っています。その高い質は上下二巻の大容量とも相俟って、大変読み応えのある作品に仕上がっていると思います。是非ご一読、あるいは何度も読み直してみて下さい。そのたびに発見がありそう。
と、云う事で。