映画の最近のブログ記事

私設サイトの映画紹介欄に、ポール・トーマス・アンダーソン監督による久々の劇場版長編映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を追加しています。

ダニエル・デイ・ルイスがアカデミー賞で見事主演男優賞に輝いたこの作品、私としてはむしろこの天才肌の映画監督が持つ力量の底知れ無さに、驚きというかある種の恐れすら感じました。「ロバート・アルトマンに捧ぐ」、という最後の献辞が感動的なのですが、この作品、既にその作風は彼が師と仰ぐはずのアルトマンから大きく離れています。今回の完全主義を貫いているかに見える作品構成にはF.コッポラやS.キューブリック、はたまたT.マリックなどを彷彿とさせるところさえある、と思う次第なのですけれど、この先一体どこまで行くのか、今後が本当に楽しみな映画作家だと思います。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、ドゥニ・デルクール監督の『譜めくりの女』を追加しています。ある少女による、ピアノのオーディションでの失敗の原因を作った審査員の女性ピアニストに対する復讐劇です。

もっと音楽的なことが描かれるのかな、特に一般には余り知られてないプロの譜めくりの世界について何らかの知見が得られるのではないかと思って期待していたのですが、その辺のところの描写は薄目でしたね。譜めくりって地味な割にはかなり大変な仕事のはずで(調律師もなんですけどね。)、そこのところをもう少し掘り下げて欲しかったな、と思うわけです。まあ、そういう蘊蓄めいたことを描きすぎると肝心のプロットがくっきり出ない、という作り手の思惑もあるのでしょう。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、「ボーン」シリーズで知られるトニー・ギルロイが初めて監督した映画『フィクサー』を追加しています。原題は『マイケル・クレイトン』で、要するにもみ消し屋のことです。訴訟案件を抱えたある大手企業の内部情報を巡るお話です。正直なところ、テーマ設定や話の展開などがちょっと古くさい気がしました。「ボーン」シリーズは結構評判良いですけど、これよりはマシなんでしょうかね。誰か教えて下さい。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、イーサン&ジョエル・コーエン兄弟の最新長編映画『ノー・カントリー』を追加しています。ちなみに、原題は『ノー・カントリー・フォー・オールド・メン』となっています。

先に行なわれた第80回アカデミー賞で作品賞・監督賞など主要4部門制覇という快挙を成し遂げた作品ですが、正直他にもっと良い作品はなかったのか、と思ってしまいました。ここは気を取り直して、同じアカデミー賞で主演男優賞を獲得した、いよいよ4月26日に一般公開となるポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に期待しましょう。こちらはGWに東京で観ることになりそうですね。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、上海生まれの映画監督ウォン・カーウァイがアメリカで撮った作品である『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を追加しています。

主演はグラミー賞歌手のノラ・ジョーンズ、脇をジュード・ロウやナタリー・ポートマン等が固める、というなかなかに豪華なキャストによる、その実極めて渋い映画になっています。お見逃しなく。

と、云う事で。

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