映画の最近のブログ記事

私設サイトの映画紹介欄に、メキシコ出身の映画監督ギレルモ・デル・トロ作『パンズ・ラビリンス』を追加しています。内戦終結後のスペインを舞台とするファンタジィですが、なかなかの秀作だと思います。映像面などの面で高い評価をうけましたけれど、決してそれだけの作品ではなく、かなり真面目な、そしてかなりヘヴィな内容の作品になっています。世界史をちゃんと勉強していない方には分かりにくい部分が多々ありそうですが、スペイン内戦からフランコ政権による圧政にいたる一連の流れという、この映画の歴史的背景を前もって勉強してから観ると中身がより一層良く分かるはずです。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、青山真治監督の長編『サッド・ヴァケイション』を追加しています。青山監督の出身地である北九州を舞台として、浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、オダギリ・ジョー、板谷由夏、中村嘉葎雄といった面々が繰り広げる人間ドラマですが、実に丁寧な造りで、見応えがあります。是非ご覧下さい。

と、云う事で。

私設サイトのDVD紹介欄に、マイケル・ウィンターボトム&マット・ホワイトクロス共同監督の作品『グアンタナモ、僕たちが見た真実』を追加しました。数年前に実際に起こった事件を取り扱っているのですが、要点をまとめますと、偏見によりテロリストの嫌疑を掛けられてグアンタナモ米軍基地に収容される羽目に陥ったパキスタン系英国人青年の姿を描いた作品、ということになります。ベルリン映画祭で銀熊賞をとっていますけれど、なるほど確かに秀逸な出来映えだと思います。是非ご鑑賞下さい。

と、云う事で。

本日未明に閉幕した第64回ヴェネチア国際映画祭ですが、金獅子賞には台湾出身の映画監督アン・リーによる『ラスト・コーション』(原題:『色・戒/Se, jie』)が選ばれました。

一昨年も『ブロークバック・マウンテン』でこの監督は同じ賞をとっていたりするんですけれど、いやはや、台湾恐るべしです。中身はと言えば、トニー・レオンを主演とするサスペンスらしく、日本公開は来年1月とか。待ち遠しいですね。と言いますか、来月行くことになっている台湾では既に観られるのかも知れません。何が何だかさっぱり分からないでしょうけれど。

なお、この映画祭には敬愛する青山真治監督の新作『サッド・ヴァケイション』がオリゾンティ部門というものに出品され、惜しくも受賞はのがしたとのこと。浅野忠信・宮崎あおいがまたまた共演しているこの映画、先週末に東京で封切られた模様ですが、名古屋では22日に封切り。時間があればこの日に観て来ちゃうことになると思います。まあ、あくまでも「時間があれば」の話なんですが。実はこれも結構優先順位高かったりするんですけれど…。

と、云う事で。

かれこれ半年振りになりますけれど、私設サイトのDVD紹介欄に、台湾が生んだ偉大なる映画作家・候孝賢(ホウ・シャオシェン)の映画『百年恋歌』を追加しています。1911年、1966年、2005年という三つの時代を背景として綴ったオムニバス形式の映画ですが、この監督の言わば集大成的な作品となっています。是非ご覧下さい。

と、云う事で。

1-5 6-10 11-15 16-20 21-25 26-30 31-35 36-40 41-45 46-50 51-55 56-60 61-65 66-70 71-75 76-80 81-85 86-90 91-95 96-100 101-105 106-110 111-115 116-120 121-125 126-130 131-135 136-140 141-145 146