三重県鈴鹿市とその周辺の最近のブログ記事

4月6日(日)に行なわれる近所の神社での春祭に向け、今年も獅子舞の練習が本日開始されました。春分の日で一般にはお休みなのですけれど私は仕事。帰ってから息つく暇もなく(ウソくさいって?)馳せ参じ、2時間ほど稽古して参りました。これから日曜日を除いてほぼ毎日、必死で修行に励みたいと思います。他にもやることが山ほどあるんですが...。

と、云う事で。

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さてさて、神戸、といっても兵庫県の神戸ではなく、鈴鹿市内の神戸(かんべ)の話。龍光寺という臨済宗のお寺で三日間にわたる涅槃図開帳の行事が行なわれてまして、これを先ほど覗いてきました。

何だか盛大な行事で、久々に縁日らしい縁日を見ました。規模としては幕張の子守神社祭礼と変わらないくらいかも知れませんね。鈴鹿市ってこんなに人がいたのか、という感じで、いつもの閑散としたメインストリートっぽい通りが賑わいを見せています。これが終わるとまた元に戻ってしまうわけですけれど...。

この行事、3/15、3/16、3/17と続きますので近隣の方は是非お立ち寄り下さいませ。何かしら御利益をいただけるやも知れません。

と、云う事で。

本日は私の住まいよりやや南に下った地域で4月第1週に行なわれます天王山春祭の練習初日。昨年見学したものなのですが、今年は練習から見てやろう、ということで会社がひけた後の大雨の中馳せ参じて参りました。

練習の中身はと言いますと、祭の前日・当日に行なわれる獅子舞と、当日に行なわれるこちらは無形民俗文化財に指定されている唐人踊りというものになります。一月半も前から練習が始まる、ということからもお分かりになると思うのですが、住民の皆様のこれら民俗芸能を継承しようという意志は大変強いものなのでございます。

春祭本番までにもう何度か練習を見せていただき、この行事並びに芸能の維持・継承についての深い知見なり洞察なりを得たい、と考えています。成果にご期待下さい。

と、云う事で。

もう昨日になってますけれど、市内の稲生町というところで古くから行なわれております粥占い行事=世例祭(よだめしさい)の参与観察に行って参りました。非常に面白かったですね。

粥占い自体は日本全国で見られるものなのですが、この地で行なわれておりますのは土鍋で米を煮まして、その中に入れてある竹筒に米粒がどれだけ入るかによってその年の作柄を占うというものです。

神職2名と地元の氏子さん20名弱で行なわれる小さな行事ですが、占いの結果は町内中に張り出されることになります。そんなわけで、ある意味、とても大規模な行事とも言えると思います。

なお、ついでに言っておきますと、この、「占い=神のお告げとその伝達」というテーマは私の現時点での主著『巫女の人類学』で大々的に論じられたことがらでもあります。

と、云う事で。

本日はまたまたご近所での参与観察です。この辺りではどの集落でも行なわれている御鍬祭という行事に参列してきました。厄年のお祓いが中心となっておりまして、厄年に当たる人々が清酒を奉納し、神事の中で厄払いをして貰い、というような流れになっていました。

行事名のように鍬が登場することもなく、特に田んぼに出て何かをするというものはないことがとても興味深かったですね。古くは獅子舞奉納もしていたそうなのですが、かなり簡略化されたのではないかと思います。この辺りは更に追求してみたいところ。

ちなみに、この祭に関しては木村直樹という方が『御鍬祭考』という本をごく最近刊行しておりまして、これをなんとか入手しようと考えております。どうやら伊勢信仰と関わるものらしいので俄然興味が。ただ、Amazonなどのネット書店だと在庫があるのかどうか良く分からない本で、どうなるか分からないのでございますが...。いざとなったら本人に直接交渉、ですねぇ。

と、云う事で。

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