個人的にはとっくに梅雨明けしてたと思うんですが気象庁的には今日ということになるらしい本日午後、物凄い暑さの中を多分最高気温は36度=体温を超えていたんだろう名古屋に出向いて、同市の東の方にある某大学で行なわれていた中部人類学談話会という会合に出席して参りました。
発表者は2名だったのですが、目玉は何と言っても二人目の演者である京大名誉教授+東海学園大学教授の杉山幸丸氏です。この方、周知の通りハヌマンラングールの子殺し行動を世に知らしめた偉大な霊長類学者なわけですけれど、今回はご自身がやってきた50年に及ぶ霊長類学研究の振り返り、といった内容でした。
霊長類学や社会生物学、動物行動学といった人類学と関わりの深い領域にも並々ならぬ関心を寄せてきた私には今回のご講演は本当に願ってもないものでございましたし、洒脱なユーモアを交えて語られる高度なのに物凄く分かり易い見事なご講演ぶりに感服した次第です。
まあ、こういうものに参加しておりますと、否応なしに知的好奇心を刺激されてしまいますですね。世の中にはまだまだ探求されるべきことが多々あるわけでございます。
と、云う事で。