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louvre_ueno_20090514.jpg2月末から上野の国立西洋美術館でやっているルーヴル美術館展にようやく行ってきました。GW明け、会期ももうすぐ終わり(6/14まで)、しかも平日ですが結構な人出。30分待ちでした。まあ、あそこでその位並ぶのには慣れてますけどね。

中身はと言いますと、ルーヴル美術館が誇るコレクションから、17世紀のヨーロッパ絵画を集めたものです。コンセプトは良いですね。ある意味とても分かり易い内容でした。この時代を代表する画家であるフェルメル、レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、ラ・トゥール、プサンなどの作品が、最低1点ずつは展示されていました。

まあ、本音を言えば、ルーヴル美術館にある絵画だったら、やはり18世紀-19世紀フランスのものが凄いんじゃないかとも思うわけです。ヴァトー、アングル、ドラクロワ、コローなどなど。勿論、最強アイテムは16世紀イタリア絵画群ですが。あそこはラファエッロやレオナルドの絵を持ってます。ああ、勿論ヴィンチ村のレオナルドのことですけど。

正直を申しますと、なんとなく、水増しな感じの割とどうでも良いような作品が数多く並べられた展覧会に思えました。「ルーヴル美術館展」という名前でやるのなら、上のような画家のものを一同に集めて欲しかったですね。副題(「17世紀ヨーロッパ絵画」)とか普通気にしてませんし。3週間後に現地に行くから良いんですけど、ちょっと損した気分。色々観てきたいなぁ。

と、云う事で。

【追記】ついでながら、昨日東京のとある合唱団の練習を見学してきました。色々な意味で、東京だなぁ、と思いました。何のことやらですが...。

週末は二日間丸々三重県で過ごしてきました。5/29-5/31の日程で行なわれるトゥール国際合唱コンクール(フランス)にヴォーカル・アンサンブル≪EST≫が出場することになっておりまして、その練習です。向こうに住んでいればさほどのことではないのですが、こっちから行って丸二日集中して音楽に取り組むのはかなりキツイですね。渡仏のシミュレーションにもなっているから良いのかも知れませんが。身体が楽器な歌い手としては、いかに体調を維持するかが大変重要だからです。これから月末までこんな感じになります。

さてさて、私は兎も角、実のところ合唱団全体のコンディションは万全とは言い難い状況です。先月末から流行している新型インフルエンザ(H1N1)の影響をもろに被ってまして、人によっては所属する職場や学校から渡航自粛を求められるケースが実際に存在します。

物凄く頭の痛い問題なのですが、私見を述べておきますと、余りに極端な自粛ムードというのはどうなのか、と思います。GW明けで、日本国内での感染者は今のところ4人。北米その他に大量に出かけていたはずなのにこの数字です。弱病原性なことが判明しているし、予防していればそんなに問題なさそう。更には政府方針も社会活動を制限しない方向で一貫しているわけです。「騒いでいるのは日本だけ」というような意見もあります。下記の記事を参照。

日本だけ騒ぎすぎ? 新型インフルエンザ(中日・5/11夕刊)

なお、同じくトゥールで行なわれるヨーロピアン・グランプリに出場する杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブルについて言えば、どうやら学校やOBその他が諸手を挙げて応援している模様。募金もしてますので、皆さん是非協力してあげて下さい。私も何口か送る予定です。

杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブル「世界合唱グランドチャンピオン大会」に向けて募金のお願い

何はともあれ、様々な人々の冷静かつ暖かさに満ちた判断に期待したいところです。特に、私たちが一体どれだけの時間をかけて準備してきたのか、その辺を良く理解していただきたい、と思うのですね。

と、云う事で。

ああ、豚インフルエンザ改めインフルエンザA型の話です。日本でも横浜と成田(空港)で感染疑いの例が出ましたが、成田の方は既に新型ではないことが確認された、と発表されてます。要するに、インフルエンザなんて昔からあるものだし、どこにでもいるもの。どうやら今回「感染疑い」とされたものの大半はそっちらしい。新型と確認がとれている感染例の数字は下記リンク先にあるのですが、実際のところ「えっ、これでフェイズ5?」というような数字です。

【図解】新型インフルエンザによる死者数と感染者数(4月30日14時の時点)

ごく私的な意見ですが、これ、何だか、騒ぎすぎな気がするんですけどね。毒性も弱いようだし。まあ、備えあれば憂いなしかな。実はさりげなくダイソーでマスク買ってきましたが。

でも、この程度のことでヨーロッパへの渡航が禁止なんてことにならないように、世論誘導しときます(笑)。

皆さん、落ち着きましょう。

ちなみに、日本政府は結構落ち着いてますね。下記参照。

政府対応、人の移動制限には慎重...新型インフル疑い(5月1日読売)

ついでに言うとEUも落ち着いてます。

<新型インフル>EU、渡航制限は自主判断に 保健相会議(5月1日毎日)

と、云う事で。

先週末くらいから関連報道が増えたメキシコを震源とする豚インフルエンザ問題ですが、いよいよ事態はフェイズ5へと移行してしまいました。世界的な大流行の可能性が高まった、ということになるのでしょうけれど、来月末に渡仏する私どもとしては非常に心配。飛行機が飛ばない、ということはないと思いますが、国際コンクールのようなイヴェントというのは開催を制限されやしないだろうか、なんてことを考えてしまいます。同じ時期に全仏オープンがあるのですが、そっちも大変なことになりそう。そうならないことを祈りたいと思います。

と、云う事で。

いよいよ、フランスのトゥールで行なわれる第38回フロリレージュ国際合唱コンクールまで約1ヶ月となりました。私は合唱団メンバとは違う旅程をとってまして、成田から1日早く出発します。それが5月26日。向こうにもこの日に着きますので、パリでの宿(北駅近くの一つ星ホテル)の予約と、パリからトゥールまでの電車(TGVではなく普通の特急)のティケット購入を先ほど済ませました。

まあ、全てインターネットで何とかなるわけです。今回利用したのは以下のサイト。宿の方は、

http://www.tripadvisor.jp/

にて。これは凄いサイトですね。GoogleMAPsを利用した「地図で検索」という機能がとりわけ凄い。海外旅行をする時には是非役立ててください。ちなみに、お風呂をシェアなんていうので一泊34ユーロの宿もあるにはあるんですが、余りにも怖いので一つ星に。しかし、パリのホテルは平均して高いですね...。

電車の方は、フランス国鉄の公式サイトです。

http://www.sncf.com/

このサイト、どこに何があるのか大変分かり難いんですが、TRAVEL→TGVのところで何とか買えました。ティケットはPDFファイルの形でダウンロードできちゃいます。なかなかかっこいい。ちなみに、TGVじゃない普通の特急はべらぼうに安いです。また、TGVは時間帯によって料金が変わりまくることも今回分かりました。面白いですね。

と、云う事で。

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