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いよいよ佳境に入って参りました、南フランスへの道第7回です。今回は6/17(日)に行なわれた三重県合唱祭と、その前後の練習について簡単にまとめておきます。

さてさて、ESTのメンバは前日から練習に入っておりましたが、私はイクトゥス様の演奏会を聴きに行くという義務がございますので、お休み。17日のお昼前からの練習参加となりました。何せイクトゥス様とは来年ジョイントですからね。私はどう関われるか謎ですが。

それは兎も角、17日は朝6時半くらいに海浜幕張駅を出まして、一路名古屋。ご飯を食べる間もなく津新町へと赴きます。まあ、慣れっこですが。

向井先生は合唱祭で他の団体も振りますので、練習は色々なパターンで。パート練習から始まって、クヴェルノの"Ave Maris Stella"を団内指揮者が指導し、それから音楽監督による練習で、「地上の平和」、そしてこの日歌うことになる松下耕「さくら」とJ.Vajda"Psalm117"を割と念入りにやりました。前の日から結構時間をかけて取り組んだようで、「地上の平和」がとても良くなってましたね。厳しい音がかなりの率で決まり始めたように思います。

なんだかんだ練習は長引きまして、16:00過ぎに三重県文化会館に集合という話でしたが練習会場を出たのは15分くらい前でしたかね。ギリギリ過ぎ(笑)。車以外での移動はほぼ無理ですので分車して移動です。

到着後は他団体の演奏をロビーで少々聴きつつ、その後は良く響くリハーサル室でリハーサル。そして本番。適度な緊張感をもって歌い終えられた、と思いました。現段階だとこれ以上は無理だな、という感じでしたね。

続く全体合唱は信長版「見上げてごらん夜の星を」。うろ覚えでしたので、周りの皆様の楽譜をチラ見しようかと思ったんですが、よく見えませんでした(笑)。どうせならちゃんと練習したかったな~。

その後は17時半くらいからリハ室で2時間弱練習。松下耕「田植歌」、V.ミシュキニシュの2曲、G.オルバーン"Come Away"そして鈴木輝昭「原体剣舞連」というラインナップ。

物凄く響く部屋なので、多声部が良く聞こえましたね。ちょっと楽しちゃえるくらいの方が現段階では良いのかも。デッドな環境だと兎に角ハモりませんから。ストレス貯めずに音楽の形を身体に刻み込むには良い環境だったように思います。

フランス行きまで約一ヶ月。焦っても仕方ないので地道に着実に一歩一歩足元を固めていくしかないと思うのですが、この日はそれがイイ感じで出来ているような実感がありました。少ない残り時間で、どこまで行けるのか、今からワクワクしている次第です。

と、云う事で。

第6回目です。6月10日の練習の模様やら演奏会の情報などをかいつまんでご報告。

この日は鈴鹿市での練習でした。公民館ですね。私は何とかお昼過ぎには着いて、まずは個人ヴォイトレ。「地上の平和」の跳躍音形をどう歌うか、ってあたりをやりました。まあ、アクロバティック極まりない曲です。一人一人が凄い歌い手じゃない限り35人くらいでは到底イイ音出ません。物凄く努力して、一皮も二皮も剥けないとダメだな~、と思いました。

13時くらいからは1時間ほどパートに分かれての練習。ベースはここでも「地上の平和」です。微妙なピッチを揃えることですとか、歌い方を統一すること、に力を注ぎました。苦労してますが、かなり歌い込まれてきて良い味が出てきています。もう一曲はアンサンブル練習でも取り上げられることになるG.フォーレの「ラシーヌ賛歌」。A.シェーンベルクよりは遙かに歌いやすいけれど、さりとて侮れない曲、です。

そうですね、この曲、今回は恐ろしいことにフランスで演奏するので、そこを真摯に感じないといけないと思いました。せめてもう少しフランス語らしく歌わないと、です。鼻母音とかそういうのは全く意識されていない気がするし、そういう難しいことは措くとしてもそれ以前のディクションがどうにも勉強不足な気がしています。何とかしないとですが私に余裕がないです。

14時からは5時間半くらいにわたるアンサンブル練習。休憩ってあったっけ、という感じでした。この合唱団は大きな本番近づくと大体こうなりますね(笑)。凄い熱気で、外も暑かったのでエアコン入れてました。曲は次週合唱祭で演奏する松下耕「さくら」とJ.ヴォイダ"Psalm117"から始まりまして、その後フォーレからシェーンベルクまで、「1.祈りの作品集」(後述)と題されたステージのものをほぼ網羅しました。ホントは冒頭に来るはずの、復帰後未だに一度も歌っていないパレストリーナはこの日も歌えませんでしたが(笑)。全体として熱く、最後まで集中力の切れないとても充実した練習だったと思います。

さてさて、この日の練習についてはこの位にしまして、上のステージ云々について以下、ちょっと書いておきます。その前に、現地コンサートの情報が少しずつ出て参りましたので、リンクを貼っておきます。

受賞者合唱祭2012

というか、まだフランス語版しかないですね。まあ、大体分かるから良いですけど。この写真使ったのか、って感じですが(笑)。これより全体写ってるやつの方が好きです。私もいるんで(笑)。

肝心の演奏曲目は渡仏直前に行なわれる試演会のデータを見て頂ければよろしいかと思いますのでこちらについてもリンクを。ここに直接貼ってもよいんですが、まあそれは後日に。

Vocal Ensemble《EST》 南フランスコンサートツアー試演会

これをご覧になって頂ければお分かりになりますように、要するに今回のツアーで行なうコンサートは2部構成になってまして、前半が「1.祈りの作品集」で後半が「2. 《EST》コーラスコレクション」となります。前者がほぼ宗教曲で、後者は日本の曲を中心とするアラカルトになってます。

この試演会、鈴鹿市内で7月15日の夜にやります。時間のある方はお誘い合わせの上、是非お越し下さい。なお、入場は無料ですがエントリー制なので事前に連絡する必要があります。取り敢えず私にくれても大丈夫です。

と、云う事で。

かれこれ4回目になりますね。以下、5/5の合宿第3日目と、5/6に出演を果たしたESTでの久々のステージについて、簡単にまとめておきます。

さてさて、合宿第3日目も全体としては日本語曲が中心。まずは前日もやりました鈴木輝昭の「原体剣舞連」の続き。考えてみると、前回(4/8)の練習、今回の合宿で練習には2回目の参加。なので、初めて歌う曲がやたらと多いわけです。これなどもその一つ。前回やりませんでしたし。一応家でさらっては来ましたけど大変なんてモンではありません。夕方のベースパート練習で復習しましたが、しっかりやらないといけない曲NO.1の座はゆるがない、という感じでした。善処します。

続いては「私たちは一人ではない」を再び。そして「地上の平和」へと進みます。

難曲でもありますし、この時点で30名ほどになっていた気がするので、ふんばりどころ、でした。二日前の本山レッスンの効果がそこここに感じられはしますが、ところどころちょっと散漫な印象も。究極的に緻密に作りたい曲ですね。人数が少ない分、良い意味で軽さのある、スッキリしたものに仕上がるんじゃないかと踏んではいますが課題は多いと思いました。

その後は松下耕3曲の復習などがありまして、ベースパート練へと。他のパートも別部屋でやってたわけですけど、私ベースですからね。「原体剣舞連」と「地上の平和」を向井先生自ら指導。一つ一つの音をきっちりと純正律で決めていく練習をしました。改めてバリトンというパートは第3音が多くてホントに大変だと実感。ある意味調性を決めちゃうパートですよね。恐ろしや。まあ、百里の道も何とかでして、コツコツやるしかありません。とても大事な練習だったのではないかと思いました。

そんな感じで進みまして、そうですねー、なんだかんだ言って疲労がピークの3日目だったわけですけれど、終わった時間は結構遅かったですね。最後に1曲、ということで「地上の平和」を残っていた20数人で歌いました。全パートいたのか(笑)?

ああ、そうそう。ここまで何となく人数についても言及してきましたが、この合宿、体調不良でキャンセルになった方などなどがとても多く、非常に厳しい、そして寂しいものだったのです。練習機会というのは、本当にその時しかないと思わないといけないもの。仕事や家庭の事情で休まざるを得ないのは仕方ないとしても、体調不良というのはどうなんでしょう。体調管理というのは歌い手にとって最大限注意を払われるべきものだと常々思っています。その点はアスリートや受験生なんかと同じなんです。

kyoto_chapell_20120506_01.jpgさてさて、そんな話はおいときまして、翌5/6には元団員の結婚式が京都市内である、ということで、私自身は津市内で一泊し、翌朝から京都に移動。夕刻から行なわれた披露宴にて、ESTの有志25人くらいで2曲歌って参りました。曲は相澤直人「ぜんぶ」と木下牧子「夢見たものは」、でした。末永くお幸せに。ごくごく個人的には、最近聴く機会の多い前者を、いつでもどこでも歌えるように暗譜できたのは収穫だったかも知れない、と思ってます。

と、云う事で。

suzuka_youth_20120504_01.jpg5/4-6が当初の予定だったのですが、とある事情で3-5に変更。おかげでTokyo Cantatとのやりくりが難しくなってしまいましたが、3日はカロス単独ステージに出て、その日のうちに東海圏に向かうことにしました。名古屋で一泊、と。

なので、私は二日目からの参加です。午前中は京都在住の合唱指揮者・本山秀毅氏によるレッスン。前日の『地上の平和』レッスンがそれはそれは素晴らしいものであったらしく、ちょっと勿体なかったのですが、外国語曲を中心とするこの日のレッスンも非常にためになりました。

外国語曲を中心、といっても、着いてからのしょっぱなは松下耕の『日本の民謡 第7集』から「湯かむり唄」。朝からテンション上げまくりだったわけですが、以後、ハンガリー(生まれはルーマニアのセーケイ人ですが。)のG.オルバーン"Come away"、J.ヴォイダ"Psalm117"、リトアニアのV.ミシュキニス"Sicut lilium inter spinas"及び"Ecce tu pulchra es"、ノルウェイのT.クヴェルノ"Ave Maris Stella"などの楽曲を。

ちなみにオルバーンですが、歌詞はなんと英語です。W.シェイクスピアですね。結構謎な曲(笑)。また、この辺の外国語曲群、基本的にコーラスマスタークラス用とお考え下さい。講師はハンガリーのP.エルデイ氏とのことです。

本山先生が午前中いっぱいでお帰りになり(短い時間の割には色々やりましたね~。)、午後から夜の練習は日本語の曲がメイン。作曲家自身が練習に来られていた関係で山下祐加さんの「私たちはひとりではない」、松下耕の上と同じ曲集から「田植え唄」、同じく松下耕の「さくら」、そして今回一番大変だと思っている鈴木輝昭『原体剣舞連』より「原体剣舞連」、といったラインナップでした。

向井先生による練習だけではなく、団内指揮者ですとか、指揮者を目指すようなメンバによる練習などもありまして、盛りだくさんな内容でした。

個人的には、さすがにまだ楽譜から目が離せませんので、ストレス溜まりましたね。まあ、コツコツやっていくしかありません。

第三日、に続きます。

南フランスでの演奏旅行に向けての苦労を綴るシリーズ第2回です。写真は久々に参加した4/8の練習会場近くの公園です。見事な咲きっぷりですね。tsu_shinmachi_20120408_01.jpg

さてさて、本題に。ESTの定演は昨年11月。また、全国大会が11月末でしたので、概ね昨年の12月くらいから南フランス・ツアーに向けての練習に入っていたわけですね。まあ、三重の団体ですので、練習会場は津ですとか鈴鹿ですとか、そういったところになります。

ブルガリアでのユーロGPに行った2年前は直前5ヶ月くらいの間に計12回ほど出席しましたが、今回は6-7月をほぼフル参加することにして(6-7回)、5月はGWの合宿に参加、くらいのペース配分で考えておりました。短期集中コース、ですね。

なのですが、曲はたくさんあるし、前回ほどではないにしても相当大変なものも幾つか含まれてます。というわけで、一月ほど前倒しの4/8に久々に練習参加をすることになりました。ミーティングといいますか、年に一度の総会も開かれますので、それも込み、なスケジュール変更です。

当日はパート練習から始まって、総会、そして英国在住らしいポルトガル人のご夫妻(で良いのだろうか?)によるフランス語とドイツ語の発音指導、というのが行なわれました。

まあ、細かいところはあんまり突っ込まないで下さい。

対象となっている曲は、G.フォーレの『ラシーヌ賛歌』と、A.シェーンベルクの『地上の平和』、でした。どちらも言葉の多い曲ですが、何せフランスで演奏することになるわけです。しかも、お客さんは夏休みを利用してヨーロッパ各地からやってくるわけですね。さあ大変。取り敢えずネイティヴ・スピーカが使うフランス語やドイツ語に一歩でも近づくことが目標になりますが、そこへ向けての第1歩、となったわけです。

その後は、外国語曲、特に宗教曲を中心に、全体の半分ほどの楽曲をさらいました。初見のものもあったのですが、その辺はお許し下さい。

久々の練習参加でしたが、顔ぶれが大きく変わったな、という印象。若い人が増えてますね。フランス・ツアーの性格上、社会人にとっては基本的に参加が厳しく、さりとて学生も試験期間とぶつかります。そんなこんなで、前途多難なところもああるのですが、若い力に期待、といったところでしょうか。当然のことながら私もがんばりますけどね。

次回は、GW中に行なわれる合宿について書き記すことになると思います。

と、云う事で。

1-5 6-10 11-15 16-20 21-25 26-30 31-35 36-40 41-45 46-50 51-55 56-60 61-65 66-70