Kyogoku Natsuhiko e lo Yokai Misuteri, traduzione di Massimo Soumare, LN-LibriNuovi, No.23 Primavera 2003, Torino:Italia
イタリアの商用文芸雑誌(定価7.00ユーロです。こちらのサイトから購入できます。)に、Massimo Soumare氏(最後のeは右上がりアクサン付き)の手によるイタリア語訳によって掲載された「京極夏彦論」。最初は軽いエッセイのつもりだったのだけれど、イタリア人が読んでも分かるように詳細な注釈を施した結果、案外ちゃんとした一論考になってしまった次第。その内容はというと、京極氏によって書かれた所謂「京極堂」シリーズは、結局のところ「妖怪ミステリ」ともいうべき一ジャンルを開拓してしまったことになると思うのだけれど、それが1990年代という時期に至ってようやく形成されることとなった背景について考察を加えたものである。以上、簡単な紹介のみ。