松本誠一編『生活文化論ノート』高志書院、2004.02.01、2,000円(税別)
全18節のうち5節を私が執筆した人類学、社会学、看護学、民俗学などの授業で使えるいわゆる教科書である。担当部分は第2章「二人の関係―性と結婚―」をなす二つの節「1.性とジェンダー」および「2.結婚」、続いて第4章「人の死」の中の「2.葬礼と社会」、第5章をなすやはり二つの節「1.ムラの仕組み―同族団と契約講―」および「2.祭―その機能と変化―」の各節。教科書ということもあってさほど突っ込んだ話を展開しているわけでもなく、さりとて余りにもありきたりな議論をしているわけでもない文章なので、学生をはじめ研究者等々といった様々な方にお読みいただきたいと思う。以上。