「宮城県の巫俗に関する社会人類学的研究」『平和と宗教』第15号、1996
この論文では、研究助成を受けた平成7年に行った調査、すなわちそれ以前の約2年間にわたって行ってきた宮城県内の巫俗調査の総まとめの意味で、調査地域を県全域に拡張しつつ、さらに以前から調査を継続している対象地域についてもよりインテンスィヴな参与観察を目指した調査の結果と、それらについての若干の考察を行った。結論部では社会構造の相違と巫俗形態の相違にある程度の相関性があるという仮説を提示した。