MUSE ABSOLUTION
英国を代表するロック・バンドになった感さえあるMUSEの第3作。第2作ORIGIN OF SYMMETRYが余りにも素晴らし過ぎたので、「同じ路線でかの作品を凌駕することは難しいだろうな、ここは思い切って方向転換した方がよろしいかも」、などと考えていたのだが、ほぼ同一路線を継承し、<もろくも崩れた>、という印象の強い作品。わざと全面に出すのをやめたのかも知れない、と断りつつもやはりこのバンドの持ち味であり「売り」なはずのギター・リフにも前作のような鋭さはないし、どの曲もはっきり言って凡庸。更に言えば、全体的にアレンジが未整理な気がするのが最大の欠点かと思う。うーん、この位にしておこう。(2004/03/18)