「宗教と社会」学会第16回学術大会。

nanzan_200806_01.jpg本日はタイトルの通り「宗教と社会」学会第16回学術大会に参加すべく名古屋市内にある南山大学というカトリック系の大学に出向いていました。写真は主な会場となっていた新しい建物(左奥)を含む広場みたいなところのものです。何とも雰囲気の良いキャンパスですね。

人類学に近い、と言いますか、私自身興味関心を持ち続けている聖地や巡礼に関わる話を5つほど聴かせていただきました。幾分緻密さ厳密さに欠けるものもありましたけれど、それを補うべくこの学会では25分程の質疑応答時間というのが設定されておりまして、それによって疑問点の多くは解消し、更にはより広い展望みたいなものまで垣間見ることが出来る、というようなある種理想的な流れが作られていました。本当に勉強になりましたね。

こういうところにも表われておりますようにこの学会、やはり運営の在り方がとても良いわけです。比較的新しい学会なのですけれど(第16回ですからかれこれ16年目、ですね。)、旧来の学会が陥っている問題点をうまくかわしながら運営されているように思います。これからも、色々な面で様々な学界に刺激を与えていくような存在であって欲しい、と願う次第です。私も構成員の一人なのでその一助となるべく努力したいと考えますけれど。

ちなみに、会場に向う途中で宮城・岩手県境での規模の大きな地震のニュースを目にしました。あの辺りは修士論文・博士論文を書くために何度も足を運んだ地であり、また親戚も多く住む場所であるだけに、色々な思いが交錯しました。被災地の皆様にはお見舞い申し上げる次第です。本日はさすがに電話などをするのは避けましたが、明日にでも様子をうかがってみたいと思います。

と、云う事で。