本の最近のブログ記事
私設サイトの書籍紹介欄に、平野啓一郎による2008年発表の芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作、『決壊』文庫版を追加しています。
重いですね。そこには何の希望もありません。確かに、D.フィンチャーの映画ですとか、大塚英志原作のコミックなどにも同様な事件は描かれますが、沢野崇という主人公の造形が余りにも深すぎる故、そうした犯罪を扱った様々なものの中では突出した感じの作品になっていると思います。これは今日における必読書の一つでしょう。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、貴志祐介による2008年発表の中短編集『狐火の家』文庫版を追加しています。
防犯探偵というか泥棒探偵・榎本径もの第2弾ですね。ちなみに第1弾は『硝子のハンマー』で第3弾は『鍵のかかった部屋』、となります。この作家初のシリーズもの。ひょっとして最後の、かも知れませんが(笑)。
取り敢えず、中身はかなりゴリゴリの本格ミステリです。そこに作者は、防犯探偵という設定で新しい味を付け加えています。是非ご賞味下さい。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、直木賞作家・道尾秀介による2009年刊行の連作短編集『鬼の跫音』文庫版を追加しています。
面白いですね。ミステリとして秀逸だし、ホラーとしても非常に質の高い作品群です。解説を京極夏彦氏が書いておりまして、これも貴重。先輩が後輩に送ったエール、として読みました。と言うか、べた褒めですけどね。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による「奏者水滸伝」シリーズ第7弾にして最終巻『北の最終決戦』文庫版を追加しています。
オリジナルは1989年刊行の『怒りの超人戦線』。核廃棄物の処理を巡り、北海道の地で暗闘が繰り広げられます。
原子力行政についてのストレートな批判も盛り込まれてまして、今振り返るとあの頃にもそういう空気があったんだな、と改めて思いました。そうですねぇ、事故が起きてからでは遅いんですよね。なかなか難しいところです。今回の一連の出来事は天からの戒めと考えるべき、そしてまた心の糧とすべきなのかも知れませんね。ちょっとキリスト教めいてますが。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による1988年刊行の作品の再文庫化、『奏者水滸伝 追跡者の標的』を追加しています。
原題は『裏切りの追跡者』。シリーズ第6弾です。前巻でソロ・プレイも一巡しましたので、再び主人公は比嘉へと戻ります。今野敏自身空手家であることもあり、とても切れの良い巻になっていると思います。シリーズ最強の敵に、4人は同立ち向かうのか、是非その目でお確かめ下さい。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、村上龍による約4年ぶりの長編小説『歌うクジラ』単行本版を追加しています。
刊行は2010年10月です。ちょっと時間かかりました。電子書籍版が紙ベース版より先に出てまして、こっちの方が話題になりましたね。正直、そっちが良かったかな、と。どうなんでしょうか。念のためリンクを貼っておきます。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏によるガンダムZ外伝小説『ティターンズの旗のもとに ADVANCE OF Ζ 上・下』文庫版を追加しています。オリジナルは2002年から2007年にかけて『電撃ホビーマガジン』に連載されていたものです。その後単行本化されていたものの文庫化、となります。
物語は法廷もの。軍事裁判にかけられているティターンズのエリート・パイロット=エリアルド・ハンターが犯したとされる罪の裏に潜む様々な思惑とは何か。弁護を引き受けたコンラッド・モリス少佐は、果たして真実を掴めるのか、そしてエリアルドを救えるのか、というお話です。
今野さんらしくかなり硬質ながら、やっぱりガンダムだなー、と思います。色々な意味できちんとツボを押さえてますね。さすがは今野敏。この作者のファンも、ガンダム好きも、どちらも満足させられるはずの作品だと思います。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、中原昌也による2006年単行本刊行の作品集『名もなき孤児たちの墓』文庫版を追加しています。
この作品により中原昌也は、野間文芸新人賞を受賞しています。新人賞をとったはいいけれど、その後作家としての活動はほぼなりを潜めているようですので、貴重な作品集です。是非ご一読の程。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、米澤穂信による2008年刊行の作品集『儚い羊たちの祝宴』文庫版を追加しています。
「バベルの会」という幻想・耽美系の読書サークルを仲介にして繋がっているように見える作品5本からなる短編集です。中身はかなりブラックですね。それぞれにかなり高度なテクニックを駆使しておりまして、その辺が凄いと思いました。個人的には今が旬な作家の一人と考えています。是非ご一読を。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による超能力ジャズ・クァルテット・シリーズ第5弾『四人、海を渡る』文庫版を追加しています。オリジナルは1987年に刊行。タイトルは『復讐のフェスティバル』、でした。
そうですね、そっちにも書いてますがこれは警察小説であり、ほぼ本格ミステリですね。今野敏のその後、がはっきりと現われています。色々な意味で面白いですよ。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による図書館戦争シリーズ第4弾にして完結編、『図書館革命』文庫版を追加しています。
『図書館戦争』から始まったこの物語もいよいよ終盤へ。ここでもまた「問題あり」とされる書物を著した作家の処遇を巡り、良化隊と図書隊が暗闘を繰り広げます。そんな暗澹とした展開の中、様々に花開きつつある恋の行方も描かれていきます。
エンターテインメント小説としての完成度、そしてまた適度に啓発的なこと等々、非常に優れた作品だと思います。長大な作品ではありますが、リーダビリティは極めて高いのであっという間に読んでしまえることでしょう。是非ご一読の程。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による図書館戦争シリーズ第3弾、『図書館危機』文庫版を追加しています。
言葉狩りの是非を問いつつ、終盤では物語の中でも大きな意味を持つ「茨城県展警備」のエピソードが描かれます。重たいだけではなく、恋も笑いもあるエンターテインメント作品に仕上がっています。実に見事なものだと思います。
次はいよいよ完結編の第4巻です。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による「図書館戦争」シリーズ第2巻『図書館内乱』文庫版を追加しています。
新キャラクタも登場し、いよいよ物語は佳境、といった感じです。基本的人権、そしてまた言論の自由といったデリケートな事象に果敢に挑んだ快作ですね。全て読み通してからの見解になりますが、この巻はこのシリーズの中でも非常に重要な意味を持っているように思います。
その実全くと言って良いほど軽薄ではない極上エンターテインメントの第2弾、是非ご一読の程。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による人気小説シリーズの第1巻『図書館戦争』文庫版を追加しています。
2006年に刊行ですから、文庫化に5年かかってます。元々メディアワークスが版元だったものが今回は角川文庫からの刊行。この作品、この5年の間にコミック化、アニメーション化等々のメディアミックスも試みられました。現在劇場版アニメーションが制作中らしいですが、実は、一番期待しているのは実写版制作です。角川ならやれるんじゃないかな~、と思うのですが企画されているんでしょうかね。
と、云う事で。