« 浦賀和宏『眠りの牢獄』 | トップページへ | ポール・トーマス・アンダーソン『ザ・マスター』 »

2013年5月 7日

Tokyo Cantat 2013、まとめ。

一昨日になりますが、4/27から10日間にわたって行なわれておりましたTokyo Cantat2013が閉幕しました。以下、私が関わったあたりのところをざっとまとめておきます。

さて、今年は計4ステージに出演致しました。この数字が多いのか少ないのか、微妙なところですが個人的にはこれまでで最多。これ以上だとちょっとキツかったな、と思います。普通に仕事してますし、諸事情で他にも色々やることがあります故。

時系列に沿って順番に見ていきますと、まずは4/27の指揮者マスタークラス。講師はE.オルトナー師でしたが、「音楽の原点には言葉がある。だから、そこから導き出されるリズムやダイナミクス、あるいはアーティキュレーションなどを最大限考慮して演奏しなければならない。」、という、基本中の基本なのではあるけれどそれを実践するのはかなり大変なこと、が繰り返し、繰り返し説かれました。

ちなみにこれは、26日夜から開始され5/5のクロージング・コンサートに至るまでの全てのリハーサルでも更に繰り返し繰り返し説かれていた事柄です。根気良く、何度でも、いつか出来る時が来ることを信じて、という師の姿勢には本当に頭が下がる思いでした。精進します。

翌日はすみだトリフォニーホールでの『紅白合唱合戦』。私はロビーの当日スタッフとして参加しました。さりとて、前半の6ステージ中5ステージは会場内で聴いておりました。どの合唱団もその持ち味を存分に発揮していたように思いました。紅組優勢、な印象は否めませんでしたけれど(笑)。

翌日からは連日のリハーサル。そして5/3には二つのコンサート、シリーズI「日本のコ・ト・バをうたう」 近世の広がり、シリーズII「日本の音素材による合唱」南からの旋法、にそれぞれ1ステージずつ出演しました。

『近世の広がり』では西村朗作曲の『敦盛』、『南からの旋法』では三木稔作曲の『くるだんど』を演奏しました。2009年の初演時にも出演させていただいた超絶的に難しい無伴奏曲である前者と、日本音楽集団に所属するプロの邦楽奏者12人と共演した後者という組み合わせでしたが、栗山文昭先生によるいつにも増して鬼気迫る感じの指揮のもと、個人的にはどちらのステージも良い感じの集中度と音楽的密度が保てていたように思いました。

5/4はクロージング・コンサートとクロージング・パーティ。コンサートでは栗友会合唱団のメンバとしてJ.S.Bachの著名なモテット"Komm, Jesu, Komm"およびH.SchütsのMagnificatを、Tokyo Cantat 2013 合唱団のメンバとしてJohann Nepomuk DavidのStabat Mater及びMichael RadulescuのDeutsche Messe in Fを歌わせていただきました。前2者は言わずと知れたバロック期の大巨匠による作品、そして後2者はどちらも20世紀になって書かれた曲、という組み合わせで、指揮はすべてオルトナー師によります。

こちら、特にバッハとシュッツは本当に良く練習したなー、と思います。バロック音楽のベースは本当に難しくて(いやー、ホントにホント)、だからこそやりがいもあるわけですが、文字通りの「いしずえ」として音楽構築に少しでも貢献できていたとしたら幸いに思います。

なお、言うまでもないことかも知れませんが、やはりバッハは一生を捧げるに足る作曲家ですね。改めてそのことを認識しました。他のモテット群もいつかどこかで、できるだけ近いうちに歌ってみたいものです。

コンサートの後は毎年恒例のクロージング・パーティ。両国に場所を移してのパーティでしたが、まあ、それはそれは盛り上がりました次第です。Facebookなどにも多々画像その他が投稿されていますので、是非チェックしてみてください。

以上、簡単ながらの報告でした。

と、云う事で。

投稿者 mackharry : 2013年5月 7日 22:32

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mackharry.com/cgi-bin/mt6/mt-tb.cgi/1837

コメント

コメントしてください

サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?