中部人類学談話会だの、と。

本日は名古屋へと。第187回目となる中部人類学談話会に出るためです。今回は昨年も参加した修論発表会。事前の下調べで医療・音楽・芸能関係の研究発表が多いことが分かっておりましたので、ワクワク、という感じでした。

thai_lunch_nagoya_200805.jpgその前に腹ごしらえですね。名古屋の中心部でタイ料理などを。結構分かり易い位置にある、誰でも知っている店だと思うんですが私はこれが初めて。写真は850円のランチです。メインの料理は5種類くらいから選べるんですが、私は海老チャーハン=カオパットクンを選びました。辛くないタイ料理というのもおつなもので、ごちそうさま、という感じでしたね。ドリンクもフリーで、マンゴー・ジュースを飲みまくってました。

そして肝心の談話会です。名古屋東部にある、東山動物園からほど近い某女子大で行なわれたのですけれど、去年と全く同じ教室でした。去年の発表会はとても面白かったので今年も大いに期待しながら報告を待ちました。

さてさて、全体を通じて思ったのは、皆さんとても興味深いテーマを扱っているし、良く調べられ考えられているようなのだけれど、プレゼンテーションの在り方がもう一つだな、ということでした。何について、どういう方法論を用いて分析し、こういう結果・結論を得ました、というような流れをハッキリ出していないんですね。目的と結論が最初と最後にハッキリ示されていて、そういう結論に至るプロセス、あるいは結論を導くために不可欠な事例を簡潔に、しかも必要十分な量と質をもって示すのが理想的な発表だと思うんですが、それがうまくいっていない。扱っているテーマなどは面白いし、個々の事例も提示の仕方には洗練の余地があるとは言えとても興味深いのに、勿体ないなぁ、と思いながら聞いていました。近々では月末に京大で報告される方もいるんじゃないかと思うんですが、これからの学究活動の中では、大事なこと、言うべきことをハッキリ示す、という基本的なところをしっかりやって頂きたい、と切に願う次第です。私自身もそういう努力を怠らない所存です。

そんなわけで、発表会は個人的にやや不完全燃焼な感じだったのですが、懇親会、2次会はとても面白かったですね。鈴鹿市に住んでいるとそういう場に遅くまでいられないのが本当に残念なところでありまして、人類学や社会学、あるいはその隣接分野の方々と、専門性の高い話題で語り明かすようなことが出来る環境に早く戻りたいな、ということを考えてしまいました。

と、云う事で。