宗教学会終了、と。

tsukuba_20080914.jpg昨日名古屋に引越してきました。そんなこんなでバタついて更新できませんでしたが、去る9月14日には予定通り筑波大学で行なわれていた日本宗教学会の第67回学術大会に参加してきました。

久々の学会発表で、新ネタということもあり準備はかなり大変でした。大量の写真や統計、あるいは最も重要な聴き取りデータを入力し大事なところをピックアップする、といったことにこんなに時間がかかるとは...。正直、フルタイムの仕事と両立なんてのは不可能ですね。会社を辞めたタイミングだから出来た、と思ってます。

ちなみに、今回は初の試みとしてノートPCを持ち込みPowerPointでプレゼンしてたんですが、コンセントに電源供給がなされておりませんで、PCは休止状態へ。私のノートPCは一度死んだら再び電圧がかからないと死んだままの設定っぽいので、以後全て口頭となりました。資料作成には膨大な時間を費やしただけに、正直「ちょー悔しい」んですが...。そんなわけで、どっかでリヴェンジさせて頂けると光栄です。どっちみち、15分じゃ語りたいことの全てを語り尽くるはずもなく、結構フラストレーションがたまってます。中京圏と関東ならどこへでも行って喋りますよ。まあ、関西圏でも大丈夫ですね。

続いて午後はいわゆる「生命主義的救済観」についての再考を行なうためのパネルに参加です。研究仲間なものですから。一同極めて地道な事例研究をやっている面々なので、個々の発題については全般に地に足がついた、という感じの非常に具体的なレヴェルで立論されていて、良かったと思います。ただ、そうなると質疑が難しいですね。発題は5事例で、それぞれ深い話をしています。そこでパネルのテーマに沿うような質問をするとなると、5事例を念頭において、ということになります。それはとても難しいことなわけです。パネルの時間内で5事例とその意味するところを良く理解し、その上で、というのは大変ですよね。そんなこんなで、昼休みを挟んで、のような形もありではないか、と思いました。10数年前に「宗教と社会」学会でやった時はそんな形をとったような気がします。

asakusa_20080914.jpg上のパネルが終わり、懇親会には参加せずパネルの皆様と打ち上げなどへ。つくばエクスプレスで秋葉原から二つ手前に駅がある浅草です。今回は知っている人は知っている牛すじ煮込み横丁とでもいった界隈です。日曜だというのに、何やら物凄い人出。翌15日が休みだからでしょう。煮込みとビアを満喫し、議論に花を咲かせて参りました。こういうのは本当に楽しいですね。

引越絡みの話は週末にでも。懸案だった学会発表は片付きましたけれど、相変わらずとんでもなくバタバタしております。

と、云う事で。