La Folle Journeé au Japon 2009

folle_journee_20090504.jpg昨日、一昨日と東京国際フォーラム中心に広い範囲で行なわれている日本最大のクラシック音楽イヴェントではないかと思うラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009に行ってきました。東京での開催は今回で5回目ですね。写真は5/4のお昼過ぎ、国際フォーラムの真ん中に設けられた「ブランデンブルク広場」の様子。ピアノ・ソロをやってます。

両日とも全て無料で聴いていたのですが、というか無料のものしか聴いていないのですが(笑)、クラリネット4重奏、管楽器アンサンブル、金管楽器10重奏、アカペラ・グループAura、ピアノ・ソロ5人ほど、4人のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者を中心としたキッズ体験プログラムなどです。

アマチュアからバリバリのプロの演奏まで、かなり面白かったですね。中でも強烈な印象を刻みつけてくれたのはなんと言ってもAura。女性5人組なのですけれど、上手いです。CDも3枚出てますね。バロック期のものから新しいものまでをオリジナルなアレンジでこなす非常に器用な方達で、今後は日本のポップ・クラシックを牽引して欲しい存在かな、と。この先千葉県内等々でもライヴがあるのでちょっと覗いてみようかな、などと考えてます。

もう一つはキッズ・プログラム。ヴィオラ・ダ・ガンバに大きさの違いがあることを知らなかった私はモグリかも、とか思ったんですが、テナー2基、アルト1、ソプラノ1という編成でパーセルやバッハの有名なコラールなどをやっていました。演奏が物凄く上手いんですね、この方々。

ところで、Auraにしても、ガンバ4重奏にしても、あるいは他のアンサンブルにしても、作曲家が作った譜面通り、あるいは楽器指定のもとに演奏されているわけではないのです。その辺りが興味深いといいますか、要するに勝手に歌詞を付けたり、弦楽の曲を金管だけで演奏したりするわけですね。でも、音楽においてはそういう自由度というのが大事だな、と思い始めています。楽譜通りではない音楽を、ちょっとやってみたくなってきました。例えば、ですがまずは昨日一緒に飲んでいたラッパーとのコラボとか。ご期待下さい。

このイヴェントも本日まで。私は東京カンタート2009のクロージング・コンサートを聴きに行くのでそっちには出向きませんが、お時間のある方は是非訪れて、良き音楽体験をしていただきたいと思います。

と、云う事で。