続:東京カンタート2009

本日は予定通り東京カンタート2009のクロージング・コンサートへと。一昨日のコンサートに出た関係で、出演者招待ティケットを貰っていたのですね。出演団体と演目は様々。J.タヴァナ(英国:1530年頃)からP.プラキディス(ラトヴィア:1985年)まで、というように時代も地域もかなり手広くやってました。とは言え、全体的にはヨーロッパの王道系合唱曲が大半で、多様さの中に芯とか髄のあるプログラムになっていました。

最も強く印象に残ったのはタヴァナ。ルネサンス期のミサ曲です。キングス・シンガーズの創立メンバであるサイモン・キャリントン氏の全く無駄の無い指揮振りに感動しつつ、パート・バランスやピッチの良い、細かい音符にまでしっかりと神経の行き届いた様式感溢れる見事な演奏に聴き惚れておりました。その他、やっぱりラトヴィアやエストニアの曲は面白いですね。プラキディス凄いな、と。どこかで歌いたいものです。他に、激しい動きが何とも楽しいあのシェーンベルク合唱団の創設者エルヴィン・オルトナー氏による指揮の下、ストリングスを交えて演奏されたJ.S.バッハの有名なモテットと、ソリスト4人を交えたR.シュトラウスの大規模かつ重厚なモテットも聴き応えがありました。

tokyo_cantat_party_20090505.jpgコンサート後は隣のホテルで行なわれた打ち上げに参加。いやぁ、大変な盛り上がりでした。写真のように舞台が設けられておりますので、当然演し物がございます。楽しかったなぁ、と。ラトヴィアからの招聘講師カスパルス・プトニンシュ氏指揮による、有名なラトヴィアの曲「Pūt, vējiņi(風よ、そよげ)」の全体合唱にも当然の如く加わって参りました。

最後になりますが、この東京カンタート、来年はどういう立場で参加することになるのやら、です。その前にまずはフランスですね。リセット、リセット。

と、云う事で。