コンクールへ向けて。

週末は二日間丸々三重県で過ごしてきました。5/29-5/31の日程で行なわれるトゥール国際合唱コンクール(フランス)にヴォーカル・アンサンブル≪EST≫が出場することになっておりまして、その練習です。向こうに住んでいればさほどのことではないのですが、こっちから行って丸二日集中して音楽に取り組むのはかなりキツイですね。渡仏のシミュレーションにもなっているから良いのかも知れませんが。身体が楽器な歌い手としては、いかに体調を維持するかが大変重要だからです。これから月末までこんな感じになります。

さてさて、私は兎も角、実のところ合唱団全体のコンディションは万全とは言い難い状況です。先月末から流行している新型インフルエンザ(H1N1)の影響をもろに被ってまして、人によっては所属する職場や学校から渡航自粛を求められるケースが実際に存在します。

物凄く頭の痛い問題なのですが、私見を述べておきますと、余りに極端な自粛ムードというのはどうなのか、と思います。GW明けで、日本国内での感染者は今のところ4人。北米その他に大量に出かけていたはずなのにこの数字です。弱病原性なことが判明しているし、予防していればそんなに問題なさそう。更には政府方針も社会活動を制限しない方向で一貫しているわけです。「騒いでいるのは日本だけ」というような意見もあります。下記の記事を参照。

日本だけ騒ぎすぎ? 新型インフルエンザ(中日・5/11夕刊)

なお、同じくトゥールで行なわれるヨーロピアン・グランプリに出場する杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブルについて言えば、どうやら学校やOBその他が諸手を挙げて応援している模様。募金もしてますので、皆さん是非協力してあげて下さい。私も何口か送る予定です。

杉並学院高等学校合唱部・菊華アンサンブル「世界合唱グランドチャンピオン大会」に向けて募金のお願い

何はともあれ、様々な人々の冷静かつ暖かさに満ちた判断に期待したいところです。特に、私たちが一体どれだけの時間をかけて準備してきたのか、その辺を良く理解していただきたい、と思うのですね。

と、云う事で。