誉田哲也『月光』

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による青春小説の要素を多々含み持つ犯罪小説『月光』文庫版を追加しています。

陰惨極まりない物語です。ベートーヴェンの「月光」第1楽章が通奏として使われていて、良い味を醸し出しています。世界は確かにひどいところなのだけれど、そこにはもしかしたらほんの少しだけ希望の切れっ端くらいが残されていて、そんなことを信じてみるのも悪くないのかな、なんていうような話なんだと思います。

と、云う事で。