八ヶ岳ミュージックセミナー川上村コンサート、と。

かれこれ3週間ほど経ってますが、、八ヶ岳ミュージックセミナー川上村コンサート『合唱音楽の新たな地平 Part 13』についてご報告を。日時は8月7日の15:30から、でした。

家庭の事情その他でフル参加がかなわず、コンサートを聴くのみ、となりました。いずれにしてもこの時期、スケジューリングが非常に難しい、です。いっそのこと海の日辺りにして欲しい、なんてこともちょっとだけ思いました。

それはさておき、当日の朝千葉を発ちましたので、夏休みということもありかなりの渋滞。何とか相模湖付近を抜けてお昼には清里周辺に。ご飯は野辺山駅近くでカレーを食べました。

現地は雨模様。雷も鳴ってます。そんな中でのコンサートでしたが、素敵なホールと素敵なゲスト、そしてセミナー参加者たちの音楽にかける熱意も加わってとても感動的なものだったように思います。

プログラムは7部構成。グレゴリオ聖歌を除く全ての曲が作曲家自身によって指揮されました。

まずは3つまとめて。東信合唱団、下諏訪北小学校、セミナー参加者の男声がそれぞれ谷川雁・新実徳英の『白いうた 青いうた』から数曲ずつ。暖かい演奏だったように思う東信さん、溌剌とした下諏訪北さん、そして分厚い音を聴かせてくれた男声合唱、と、各団体がその持ち味を遺憾なく発揮していました。

4番目は片山みゆき先生のご指導によるグレゴリオ聖歌。今回はアニュス・デイ、でした。心に響く演奏だったと思います。

そこから先は委嘱曲。最初が鶴見幸代さんの女声合唱曲『豊かな水』。説明しにくいんですが、歌い手は聴衆を取り巻くように1階、2階に別れて配置。鶴見さん自身の言葉を、空間に配置していく、というような印象の曲、でした。フレーズがどうこう、ではなくひたすら音響が重要、な曲です。面白かったです。

順番を忘れているのですが、ここで寺嶋陸也さんが鶴見幸代さんの曲を弾いたように思います。J.ケージを思わせる、と当日考えたんですが、ちょっと違うかも。

続いて、北爪道夫さんによる混声合唱とピアノによる『回文集 四季』。これが非常に面白かったですね。非常に高度なテクニックを要求される曲だと思いましたが、どこかで再演して欲しい、あるいは再演に加わりたい、と思った次第です。

アンコールが1曲あって終演。その後打ち上げとなりましたが、ここで鶴見さんが三線と歌唱を披露。これが見事でした。拍手喝采。

帰りもひどい渋滞で帰宅は0時過ぎ。くたびれましたが色々な意味で大変充実した一日、でした。

と、云う事で。