アルミンク最終公演、と。

去る8/3(土)、クリスティアン・アルミンク(Christian Arming)氏の新日フィル音楽監督としての最終公演を聴きに、すみだトリフォニーホールまで出向いてまいりました。以下、ごくごく簡単にリポートなどを。

ここ数年、ほぼ1年に1回くらいのペースでその公演に合唱団員として参加させていただいて参りましたアルミンク氏も、10年間にわたる新日フィル音楽監督の立場を離れる、ということになるわけです。

最後の公演に選んだ曲は、G.マーラーの『交響曲第3番』。アルト・ソロは一昨年の『トリスタンとイゾルデ』での歌唱が本当に鮮烈だった藤村実穂子さん、女声合唱に私も常日頃お世話になっております栗友会合唱団、児童合唱に東京少年少女合唱隊という陣容です。

何しろ長い曲ですが(100分くらい)、最後まで、と言いますか後ろに行くにしたがってどんどん集中度が高まっていくような、実に密度の濃い演奏だったと思います。藤村さんの歌唱はやはり素晴らしいものでしたし、特に、誠に美しい6楽章の、何とも精緻な編み上げぶりには感銘を受けました。

次の来日はいつになるのでしょうか。できれば合唱のある曲を、などと期待を込めてここに記しておきますが、更に研鑽を積んで、お迎えできたら良いな、と思います。

と、云う事で。