栗友会合唱団 陸前高田特別演奏会、と。

続きです。

13日(日)は一関から移動しまして、三陸海岸は陸前高田市にある市立第一中学校体育館での特別演奏会に臨みました。

団員の一人が同市の出身で、ご存じのように一昨年被災して、というようなところから、是非やろう、ということで実現しました。

コンサートは2部構成。オープニングの「陸前高田市民歌」に続く第1部では前日演奏した『ドイツ・レクイエム』の第2楽章、「ハレルヤ」に加え、3月の9もんめ演奏会で委嘱初演した池辺晋一郎の混声合唱曲「人々は持つだろう」(以下敬称略)、W.A.モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の4曲が歌われ、その後浅井道子・寺嶋陸也の連弾ピアノによるJ.ブラームス『ハンガリー舞曲』から5と6が演奏されました。

第2部はより親しみやすい内容にシフト。青島広志編「天まで届け」、若林千春編「いつも何度でも」、同じく「島唄」、千住明作曲「坂道のうた」、そして再び若林千春編「翼をください」の5曲を演奏しました。作曲者や編曲者などが微妙に抜けてますがご容赦ください。

用意していたアンコールは3曲で、まずは篠原真編「赤とんぼ」、続いて無伴奏混声合唱のための「あまちゃんオープニングテーマ」、ラストは三善晃編「夕焼け小焼け」でした。

重厚なものから、キャッチ―なものまで、誠に多彩な、そしてまたヴォリュームたっぷりの演奏会でしたが、お楽しみいただけたのではないか、と思いました。

ところで、演奏会の前に何もなくなってしまった陸前高田駅近辺に行ってきたのですが、本当の意味での復興までには途方もない時間がかかるだろうことが実感できました。私たちのささやかな遠征が、三陸の皆さんに何らかのプラスになったとしたら、幸いに思います。

と、云う事で。