アニメーション2023_4-6。

2023年4-6月期のアニメーションについて記しておきます。

まあ、ご存知の通り凄い作品が多かったです。一体どうなってるんだ、って感じ(笑)。そんな中で、個人的に特筆しておきたいのは下記2本になります。

その1。『水星の魔女』は2クールで完結。シェイクスピアの戯曲を下敷きにしつつ、女性主人公、学園もの、ガンダム技術の医療福祉利用、会社経営、そして極めつけは同性婚(‼)といった新機軸を次々に打ち出し、金字塔的かつ記念碑的な作品になりました。この作品、古来からのガンダムファン層を超えて広く、そして長きにわたって語り継がれていくことになるでしょう。

その2。上記は別格的にすさまじい空前絶後な感じの作品でしたが、その傍らでさりげなく(ってわけでもないかも知れないですが。)偉大な作品が作られていました。それは、長らく数々の名作を世に送り続けてきた富山のアニメーション制作会社P.A.WORKSによる『スキップとローファー』(監督・シリーズ構成:出合小都美)です。

高松美咲の『月刊アフタヌーン』連載漫画をアニメーション化した学園ものコメディ作品ですが、とりわけ何が、ではなく全てが素晴らしかったです。もう、オープニングの演出からして神(笑)。観てない人は取り敢えず観て下さい。全てはそこから始まります。

と、云う事で。