根白石調査

研究活動その2は「根白石調査」です。

既に4年目を迎えたこの仙台市泉区の西半分に当たる旧根白石村地域に関する調査ですが、これは東洋大学社会学部の教員を中心に、同大学院のOB及び学生その他を研究協力者として行なわれてきたものです。

この調査活動を含む研究プロジェクト全体の目的は、新宗教がある地域に浸透していくプロセスを明らかにしつつ、そこには地域社会が持つ反発力や受容性といったものはどのような形で働いてきたのか、という辺りを考えよう、というものです。そんな中で、基本的に新宗教研究者ではない私は受容者である地域社会側の宗教構造を明らかにするという使命を受け、中でもいわゆる「--講」などと呼ばれる民俗宗教の主要な担い手である小集団について、その変遷を追ってきました。

この研究は、来年3月までには恐らく一応の完了を迎える事になると思います。最終生産物がどのようなものになるか不明ですが、取り敢えずご期待下さい。