醍醐山へ、と。

daigo_200806_02.jpgさてさて、昨日の続きです。6/1は学会をほっぽらかして山登り。修験道研究もボチボチやってきた私なわけですが、さすがに当山派修験の本拠地といいますか原点である醍醐山に登っていないのはまずいのでこの際登ってしまおうか、という企画です。しかし、午後3時頃から三重に戻って歌の練習という過密スケジュールですから、余り時間はありません。

そんなわけで、結構早めに宿を出て朝食を済ませ、朝8時20分位には東西線醍醐駅を降り、近年著しい発展を遂げたと思われる新興住宅地の中を一路醍醐寺の方へと。お寺の入り口にいる入場切符売りの方々から、醍醐山に登るにはどれくらい時間がかかるんだ、とか、荷物はどこで預かってくれるんだ、とか色々と聴き出しまして、まあお昼には京都駅に辿り着けるな、ということが分かりましたので9時位から登山開始です。

daigo_200806_03.jpg1枚目の写真は取り敢えず山の入り口付近。女人堂というのがございます。修験の山ですから、元々女人禁制なわけですね。新緑の紅葉(もみじ)が美しいです。秋になったらさぞや凄いんだろううなぁ、などと思いつつ西国三十三所観音霊場第十一番札所になっている准胝堂までほぼ一気に登りました。実は、所用1時間、とか書いてあったんですが、40分かかりませんでしたね。まあ、日頃から鍛えてますから当然ではありますが。2枚目はこの准胝堂の様子です。

なお、ここから上に行くには折しも6/1から600円かかるようになってしまいました。でも、開山堂ですとか、五大堂ですとか、いかにも修験な建物群を観ないわけにはいかないのでやむを得ずお納めして上へと。ここからは所要時間20分くらいで一通り観て戻ってこられますね。しかし、有料になったせいか殆ど人がいませんでした。3枚目の写真は頂上付近にある開山堂近くで何やら行のようなことをしている修行者の後ろ姿です。

daigo_200806_04.jpg後は降りるのみです。時間がないので聞き書きなんてしてられません。11時には下界に降り立ち、予定通りちょうどお昼に京都駅に着きました。行き当たりばったりですが、何だか全てがうまくいきましたですね。それもこれも日頃の鍛錬の、と。そればっかりですが...。身体についての議論を聞き、色々とインスパイアされた翌日に身体を酷使(でもないか。)するのもなかなかオツなものでございます。

と、云う事で。