歌野晶午『ジェシカが駆け抜けた七年間について』

私設サイトの書籍紹介欄に、歌野晶午による2004年刊行のミステリ長編『ジェシカが駆け抜けた七年間について』文庫版を追加しています。単行本は原書房刊でしたが、こちらは角川文庫となります。

今更ながら、このところの歌野晶午はホントに凄いですね。文章がうまいし、作品ごとのヴァラエティが実に凄まじいといいますかなんといいますか。21世紀ミステリの一つの形みたいなものをこの人が一人で体現しちゃっているようにさえ思ったりもします。とてもコンパクトな作品なので、これをもって歌野デビュウ、というのも良いのではないでしょうか。

と、云う事で。