NHK合唱コンクール。

既に昨日になってますが、NHK合唱コンクールの全国大会高校の部の模様をTVで中継していたので、一部始終拝見しました。

選りすぐりの11校ですから、皆さんホントにうまいです。しかも個性的。きっと途方もない時間をかけて練習してきたことでしょう。まあ、それを言ったら私もですけど(笑)。

半分好き嫌いもあり、地元贔屓もありで幕張総合を1位(=金賞)にしてあげたいな、と思ったのですが、結果としては3位(銅賞)。1位は石川遼君が在校している(関係ないですけど...)、そして5月末にフランスはトゥールでその生演奏を聴いた杉並学院でした。

基本的に、この2校が良かったですね。宮城第三が2位(銀賞)、安積黎明が幕総と同じ3位(銅賞)でしたが、確かに難曲を良く消化して緻密にやっているのは凄いと思いましたけれど、もう一つ「音楽していないな」、と思ったのですね。その点においては、幕張総合がダントツでしたし、私の好みで言えばそれこそが最高の演奏だと考えるのです。

ああ、ちなみに、私は「音楽って、音を楽しむって書くでしょ。」なんていうレヴェルの話をしているのではありませんよ(そもそもそれは完全な間違いですけどね。)。「音楽する」、というのは要するに、技術的なことは全てクリアしつつ、その先をどこまで追求しているか、という話です。幕総と杉並は、基本的な技術水準も高いですし、更には指導者の目指しているところがとても明確で、部員たちもそれに見事に応え、非常に良い音楽空間を創り出していました。これは大変なことだと思います。

そんなわけで、幕張総合の生演奏が是非一度聴きたくなったのですが、それはおそらく来春ということになるのでしょう。大いに期待してます。

と、云う事で。