三津田信三『首無(くびなし)の如き祟るもの』

私設サイトの書籍紹介欄に、三津田信三による「刀城言耶」もの第3長編『首無(くびなし)の如き祟るもの』講談社文庫版を追加しています。

複雑なんですが、第2長編『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』はまだ講談社文庫にはなっていません。ノベルスで出ているんでそっち読んでね、ということらしいです。そのうち文庫化されるでしょうけど。

それは兎も角、これは本当に素晴らしい作品で、帯にある「シリーズ最高傑作」というのはなるほどな、と思います。これ以上のものを書くのって、かなり大変ですから。勿論、先だって本格ミステリ大賞をとった第5長編『水魑の如き沈むもの』と比べてどうなんだろう、とは思いますけれどね。そっちを読んでみないことには何とも言えませんが。

と、云う事で。