るふらんの演奏会などへと。

一昨日になりますが、合唱団るふらんの演奏会を聴きに第一生命ホールまで足を運んできました。題して、「るふらん 25歳 ―あのときの手紙―」。指揮は勿論栗山文昭先生、そして第2部のピアノは浅井道子さん。全体の構成・演出におなじみの加藤直さんも参加。

演奏会は2部構成でした。第1部に難曲を集め、第2部は三善晃によるピアノ付きの曲で構成。正味1時間ほどでしたが、実に充実した内容の演奏会でした。さすがです。以下雑感などを。

第1部:
演奏曲目は次の通りです。

西村朗 おれん -無伴奏女声合唱のための組曲「祇園双紙」 より
武満徹 指の呪文 -「風の馬」混声合唱のための より
新実徳英 をとこ・をんな 女声合唱・三絃・コントラバスのために

会場が最初から異様に緊迫したムードに包まれました。一つの音も聞き漏らすまい、といったところでしょうか。合唱団メンバは勿論のこと、お客さんの集中度も凄いんですね。呼吸をするのにもちょっと勇気がいるような具合。3曲とも大変な難曲なのではないかと思うのですが、そんな緊迫した雰囲気の中、みずみずしさとともに豊潤さをも感じさせる、堂々たる演奏でした。ついでながら、改めて武満凄いな、などと思った次第。

第2部:
タイトルなどは省略しますが、三善晃の作品が6曲演奏されました。基本的に、恋の歌、という並べ方ですね。曲間では、メンバが書いた手紙が一人一人によって朗読される、という趣向。

1999年から5回にわたり三善晃作品集を歌ってきた合唱団なわけで、これはほとんどお家芸。最高レヴェルの三善作品を聴くことが出来、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

以上です。ちなみに、来年も何かやるらしい、という話を小耳に挟んでますが、期待しております。

と、云う事で。