JCDA合唱の祭典2011、と。

週末二日間にわたり(6/11-12)、『JCDA合唱の祭典2011 ~第12回北とぴあ合唱フェスティバル~』に顔を出して参りました。ちょっとだけ感想などを。

11日は色々企画されていたモノには参加せず(E.ウィテカーによる公開レッスンをみる予定だったのですが、彼の来日が遅れ中止になったためです。)、翌日久々に東京で演奏することになっている三重県のVocal Ensemble≪EST≫の練習にお邪魔しました。ああ、私元団員です。

この日は文京区で練習が入ってましたので、適当にお茶などをしてから後そっちに行きまして、そちらが終了後再び王子に戻ってESTの皆様と飲んでました。

日が明けて12日。お昼過ぎから王子入りして、E.ウィテカー氏による、県立福島高校の合唱指導を見学。私の曲ではコトバが全て、ですとか、合唱団との関係作りのためにこんな工夫をしてるんだよ、みたいな話が印象的でした。

14時からはウィテカー氏による講習会。ヴァーチュアル・クワイアの話、そして自分の来歴についての話があった後、質疑応答となりました。うーん、本質的な質問が多かったですね。そりゃ答えにくいって。それでも自分に引きつけて何事かを語ってしまうウィテカー氏は素晴らしい、とは思いました。ちなみに、ヴァーチュアル・クワイアについてはウィテカー氏が展開している下記サイトをご覧下さい。

ヴァーチュアル・クワイア

講習会終了後はお茶。その後いよいよ17:30より、『クロージングコンサート<世界の現代(いま)を聴くVol.2 エリック・ウィテカー>』の開始です。Vol.1を聴いた記憶があるのだけれど、正しいかな?

全部で9団体+全体合唱で、ウィテカー氏の曲を20曲。主なものはほぼ網羅、ですが、"Leonardo..."と"i thank You..."がなかったですね。いっそのことそこまでやって欲しかったかな。時間はもう少々OKっぽかったし。

取り敢えず、全部の団体について、そして各々の曲について細々と書くのはやめときます。全体としてヴァラエティに富んだ非常に充実したコンサートでして、私の後ろで聴いていた某M総合高校の生徒達も、「これ2,500円ってあり得なくね?」と言っていましたけれどその通りだと思いました。

でも、ESTについては書かないといけないので一言。曲の構造を個々人がしっかりと把握している、というのが強く感じられました。だから、演奏がダレません。ピントが合ってる、って感じですね。前日の時よりも人が増えてパートバランスもぐっと良くなってました。欲を言えば、もう1曲聴きたかったな。せっかく東京まで来てるのに、とは思いました。

もう一つ。元EST団員のいるharmonia ensembleについても一言。本当に素晴らしい演奏でした。つい1週間前にトゥールで行なわれていたフロリレージュ国際合唱コンクールでグランプリをとっての凱旋演奏でしたが、うーん、圧倒的、でしたね。この団体が演奏するルネサンスものなども聴きたくなってしまいました。なので、6/25の第2回定演には足を運ぼうかな、などとも考えています。コンクールでやった曲を演奏するみたいですね。下記参照。ちなみに、来年のユーロピアン・グランプリはスロヴェニア開催。となると4月、でしょうか。がんばって下さい。

harmonia ensembleの公式サイト

そんなところです。