女声合唱団翠声会II組 第6回演奏会、と。

1月20日(金)、川口総合文化センター・リリア音楽ホールで行なわれていた、女声合唱団翠声会II組 第6回演奏会を聴いて参りました。以下、簡単に感想などを。

19:15開演ですので、間に合いません。武蔵野線に快速みたいなのがあれば何とか、でしたがそれも無し。1ステージ目聞き逃しました。

第2ステージはジギスムント・フォン・ノイコムによる『ミサ曲 ハ長調』。確かにハ長調ですね(笑)。19世紀前半の曲と思われるのですが、結構ポリフォニックだし、メリスマも随所に盛り込まれてます。しかもCredoも含むフルコース。ソロ2名と合唱の掛け合いまであります。大がかりですね。とても楽しかったです。ご苦労様でした。

第3ステージは寺嶋陸也編による、宮崎駿アニメ名曲集『さくらんぼの実る頃』から5曲。これ、難しいんですよね。ピアノも凄まじいし。まあ、そうではあるのですが、表情豊かに、ごくごく丁寧に歌われていたように思います。難しさもところどころで感じましたが、それはそれ、非常に感動的な演奏でした。

第4ステージはこの日のメイン・ディッシュ。詩・宮本益光/曲・信長貴富による委嘱初演曲『うたうたう』、です。言葉とメロディの関わり合いが何とも絶妙な情感を醸し出していました。信長氏、何度も書いてますがこのところホントに充実してますよね。そんな新たな作品を歌える喜びもひとしお、という感じで、実に輝かしい、そしてまた温かさに満ちあふれた演奏だと思いました。

そうですねぇ、お天気悪かったんですけど、それも何となく吹き飛んだような気分になる、さわやかで、しかも音楽的にも充分に深い、愉しい演奏会でした。ありがとうございました。

と、云う事で。