今野敏『奏者水滸伝 北の最終決戦』

私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による「奏者水滸伝」シリーズ第7弾にして最終巻『北の最終決戦』文庫版を追加しています。

オリジナルは1989年刊行の『怒りの超人戦線』。核廃棄物の処理を巡り、北海道の地で暗闘が繰り広げられます。

原子力行政についてのストレートな批判も盛り込まれてまして、今振り返るとあの頃にもそういう空気があったんだな、と改めて思いました。そうですねぇ、事故が起きてからでは遅いんですよね。なかなか難しいところです。今回の一連の出来事は天からの戒めと考えるべき、そしてまた心の糧とすべきなのかも知れませんね。ちょっとキリスト教めいてますが。

と、云う事で。