Ensemble Shamrock 木管三重奏の夕べ、と。

去る2月25日(土)、すみだ第九のリハーサル後になりますけれど、新大久保のStudio Virtuosiというところで行なわれておりました、木管3人組の演奏会を聴いて参りました。題して、Ensemble Shamrock 木管三重奏の夕べ、と。

曲目はフランスの作曲家によるものが4曲。後はベルギー1名(ほぼフランス)とベートーヴェンの計6曲です。

木管3人、ってのがミソでして、リードで音を出す木管3本です。つまり、オーボエ、クラリネット、ファゴットですね。こんなアンサンブルの曲は余り聴いたことがなかったので非常にインパクトを感じたと申しますか。

作曲者の名前を順に挙げておきますと、Georges Auric、Marcel Poot、Darius Milhaud、Pierre Max Dubois、L.V.Beethoven、Jacques Leclair、でアンコールがClaude Debussyでした。何人知ってます?

AuricとMilhaudは6人組。なのでほぼ19世紀末辺りの生まれ。Pootもその位です。Duboiはちょっと若くて(って、もう亡くなってますが。)、Leclairはホントに最近の人。つまりこのコンサート、基本的に20世紀の木管三重奏をクロニカルに扱っていることになります。一人関係ない人がいますが(笑)。

関係ないBeethovenについては、こういう木管三重奏曲は作ってませんので、演奏されたのは二重奏曲でした。まあ、そうなりますよね。

そんな、結構コアな感じのコンサートでしたが、基本的に小難しいというよりは軽妙で洒脱な楽曲が多くて、そこにフランスっぽいエスプリみたいなものがまぶされている、というような具合でした。大変面白かったです。

ちなみに、アンサンブル名になっているシャムロックですが、これはアイルランドの国花でもある三つ葉の植物の総称。まあ、基本的にはシロツメクサ=クローバーですね。話がそれちゃいますんで、この辺の話は記事かえて紹介しましょうかね。

と、云う事で。