汀こるもの『パラダイス・クローズド』

私設サイトの書籍紹介欄に、汀(みぎわ)こるものによる第37回メフィスト賞受賞作にしてデビュウ作『パラダイス・クローズド THANATOS(タナトス)』文庫版を追加しています。

こういうものを面白いと思う人もいるんでしょうね、なんて書き方をしてはいけませんね。ちょっと小説としての体をなしていないようにさえ思いました。ハッキリと素人臭がします。というかイマドキ素人でももっと上手いんじゃ?

メジャーな出版ルート、というか講談社から出るくらいのものなんだから最低限のクオリティは保っているかと思ったんですが、非常に残念です。そうですねー、宇山日出臣さん亡き後(2006年に逝去)、何だか荒んできているような気がします。

古くは京極夏彦(第0回!)、森博嗣(第1回)、清涼院流水(第2回)、乾くるみ(第4回)、そして2000年以降だと舞城王太郎(第19回)や佐藤友哉(第21回)、あるいは西尾維新(第23回)なんかは素晴らしいと思うんですけど、これは何なんだろう...。

と、云う事で。