南フランス遠征:第9日。

9日目(7/30)です。実質的な最終日となります。

いつものようにパンとシリアルと果物の朝食をとりまして、午前中はブログを更新したり何だり。11:30からパート練習を1時間ほどして、良い感じに仕上がったところで昼食。これがこちらでの最後の昼食になりますね。

21:00からファイナルコンサートということになりますが、向井正雄指揮で2曲日本語曲を歌うことになりましたので、午後の頭はこれの練習。「さくら」と「湯かむり唄」の2曲です。アンコールかかったら「故郷」もやりましょうね、という感じで。こっちは練習しませんでしたが。

Vaison_20120730_01.jpgバスで会場となるサン・クナン(St.Quenin)教会へと。小さな教会です。でも、何だか由緒ありそうな雰囲気が漂います。ちなみに、写真を見て改めて、南仏の空がいかに青いかを再認識しました。真っ青ですね。

ここで、15:30から6人の指揮者により、7曲分のリハーサルをしました。ミシュキニスは2曲で1人、となります。なお、リストの"Ave Maria"にはピアノが入るんですが、ピアニストが全く弾けていない、という驚愕の事態が発生し、結局エルダイ先生自らが弾くことになりました。というか、全然難しくなさそうなんだけど、そもそも楽譜読めないとかそんな感じでしたね。信じられないことですが。

Vaison_20120730_02.jpg1時間半ほどで6人によるリハが終わり、向井指揮の2曲の、特に「湯かむり唄」の場当たりを中心にした最終調整が行なわれまして、会場をいったん離れました。

ちょっと時間的に余裕があるところで、相変わらずたっぷりな夕食を食べ、軽く食休み。バスで再び教会へと向かいます。

そして本番。礼服上下で1時間、はちょっと暑かったですが、何とか無難に終了。熱烈なアンコールに応え、「故郷」に加えその場で急きょ決めた「私たちは一人ではない」も演奏。この曲、ようやくちゃんとしたピアノで演奏できたことになります。これまではヤマハのクラヴィノーヴァでしたので。

演奏会後は教会外で打ち上げ。受講生の皆様とも交流でき、有意義な時間となりました。これでお別れになってしまいますね。プレゼントを日本から持って来ていたのに、渡せなかったのがちょっと心残りでした。

これにて全スケジュール終了。翌朝フランスを発つことになります。なので、次回はいよいよ最終回、です。

と、云う事で。