新日本フィル第499回定演、と。

去る9/14(金)、15(土)、すみだトリフォニーホールで行なわれておりました、新日本フィルの第499回定期演奏会に出演して参りました。簡単にご報告などを。

演目はJ.ブラームスの『ドイツ・レクイエム』 op.45、でした。カップリングはB.ブリテンの『レズィルミナシオン』。指揮はC.アルミンク、ソリストはソプラノ:リーサ・ラーション、バリトン:ロベルト・ホルツァー、という布陣でした。

フランス公演関係で6-7月は全然練習に出ておりませんでしたので、実質一月半での大舞台でした。最後の方は、あーもっと時間が欲しい、もっともっと時間が欲しい、という感じでしたが。8月は、栗友会自体も他行事多数なため、実際問題として結構やりくりが大変だったのです。

平日の15日金曜日は午後の仕事をお休みして臨みました。リハーサル、ゲネプロで一度も通しをやっておりませんので、全曲通すのは本番が初めてでした。何しろ長い曲です。75分くらいでしょうか。とは言え、やはり一度は通しておきたかったな、というのが本音です。曲の流れが分かることが最重要なので、ピアノでも良かったと思います。

さて、ここ数年、色々な作曲家によるレクイエムを歌い続けておりますがこれがいよいよ最後の砦、とでも言うべきもの(残るはH.ベルリオーズ位?)。余りにも著名かつほぼ合唱が主体ではないかと思うこの曲を、いよいよ今期が最後となるアルミンクが演目として選んでくれたことに心から感謝したいと思います。

個人的には、やや体調が悪くなりつつある中で、最後まで集中力を切らさずに演奏できたことに安堵感を感じています。音楽的にはまだまだやれたことはあったかも知れませんが、やはり社会人の限界を感じたのも事実です。体調管理、時間の管理などなど、本当にきつい一月半でした。

お客さんの入りはまずまず、でしたでしょうか。暖かい拍手をありがとうございました。感想をお寄せ頂けるとありがたいです。

次回本番はG.フォーレ、J.ブラームスに続いて今年3曲目となるレクイエム。今度はG.ヴェルディになります。指揮は上岡敏之、演奏は同じく新日本フィルです。日時は10/13(土)で14時開演。是非ご来場下さい。

と、云う事で。