二階堂黎人『鬼蟻村マジック』

私設サイトの書籍紹介欄に、二階堂黎人による「マジック」シリーズの第4長編、『鬼蟻村マジック』を追加しています。

長野県の寒村。鬼伝説。昭和13年の軍人殺し。旧家の跡目争いを巡って起きる殺人。何ともおどろおどろしくも、端的に横溝正史を彷彿とさせる作品になっています。

さすがに良く出来た本格ミステリ作品だと思いますが、若干の違和感は否めませんでした。テーマが、余りに昭和過ぎる、と言いますか...。

と、云う事で。