The Chieftains "Symphonic Night with NJP"、と。

去る11/30(金)、すみだトリフォニーホールで行なわれておりました、アイルランド共和国が誇る世界的な規模で活動するトラディショナル・バンド、The Chieftainsの公演を観て参りました。以下、簡単にご報告を。

今回は10回目の来日で、結成50周年ワールド・ツアーの最後を飾るもの、ということになるそうですが、日本を選んで下さって、ホントにありがたいことですね。この夜の競演はいつもお世話になっている新日本フィル。そして栗友会合唱団、でした。

第1部は彼等のみによるステージ。フル・オケが後ろに入る舞台設定なため、バンドはかなり前の方にいます。上手がダンス場ですので、バンドは下手。私がいたのはB席(3F)の上手側でしたので、演奏する姿はほぼ見えませんでした(笑)。

アイルランドの音楽には随分昔から親しんでおりますし、このバンドも良く知ってますが生で聴くのは初めて。さすがに上手いな~、と思いながら聴いておりました。

そうですねー、こういうアイリッシュ・トラッドな音楽は、基本パブみたいなところとか、屋外などで聴く機会が多かったので、あんなにデカイ箱で聴くのは結構新鮮と言いますか、なるほどなー、なのでした。姿見えないし(笑)。

第2部は新日フィル、そして栗友会合唱団16名との共演(こちらは2曲だけ)です。編成がデカくなりましたので、箱の大きさとサウンドがより良くマッチしましたね。

この第2部、映画音楽その他の映像作品への楽曲提供も数多くしてきた彼等なわけですが、なんとなくどっかの映画の色んなシーンやら、アイルランドの風景などが浮かんでしまう内容で、心地よかったですね。

全体としてオケよりもバンドがメインなコンサートでしたが、最後から2番目の「モーツァルトを讃えて」ではオケとの絶妙な絡みもみせていました。

そんなところも含めまして、色々と見所聴き所が多いコンサートだったんですが、最後の、"Uncle Joe"でのバンド・メンバ全員によるソロ合戦には圧倒されました。さすがに、世界的なバンド。一人一人も誠に卓越したものを持っています。

取り敢えず、ティン・ホイッスルをもうちょい上手く吹けるように精進します(笑)。

と、云う事で。