私設サイトの書籍紹介欄に、笠井潔による連作ミステリ集『天使は探偵 スキー探偵大鳥安寿』光文社文庫版を追加しています。
文庫化に13年かかっています。しかも出版社が変わり、一本長めの作品が追加されました。
基本的には、本格ミステリの体裁をとっています。しかし、笠井潔の作品ですので、枠組みや視点はかなり思索的なものになっています。テロリズム、への注視はこの作家のライフワークともいうべきものですね。
そうですね。オウム真理教の事件から早くも20年もの歳月が流れました。例えば本書を契機に、あの事件についてもう一度振り返ってみることは無意味ではないと思います。
と、云う事で。
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