ブルガリアへの道:第26回 六日目(5/16)。

bulgaria_20100516_00.jpg前日のグランプリで燃え尽き、真っ白な灰になったのもつかの間、この日はソフィアに移動してのコンサートを控えています。昼くらいの飛行機がキャンセルになって朝7:30発に変わりましたので(これは後のことを考えると良かったんじゃないでしょうか。)、早起きというよりほとんど寝ないで出発です。写真は朝5時のGolden Sands。観覧車の照明が朝まで点いているんですね。動いているのかどうかは確認出来ませんでしたが。


bulgaria_20100516_05.jpgヴァルナの空港はこんな感じ。和歌山ユースの皆様と再び同乗です。ついでながら、今回書くことが少ないので空間が多くてすいません。






bulgaria_20100516_01.jpg一緒に写っているのはドブリッチ、ヴァルナ滞在中にお世話になったブルガリア国立室内オーケーストラのロゾリン氏。本当にありがとうございました。






bulgaria_20100516_04.jpg飛行機はほぼ定刻。案外ちゃんとしてるな、と思いつつ、再びソフィアへと。荷物をBest Western City Hoteに預け、コンサート会場へと向かいます。会場はこんな感じ。写りが悪すぎるんですがこの日は完全に頭その他のピントがぼけてます。なお、ESTの練習の間に、和歌山ユースのリハを聴くことになったのですが、この人たち、結局一回も止まらずに最後まで行ってしまいました。いやー、恐るべし。もう、全然基礎力が違いますね。がんばって、練習しなくても歌えるようになりたいものです。絶対無理だけど。


bulgaria_20100516_02.jpgその後は昼食。二日目に行ったVictoriaに再び。今回はマスのグリルみたいなものが主菜でした。美味しかったですよ。写真は和歌山ユースの男性たちと。男性これだけです。だって女性合唱団だし。右の方は合唱人なら間違いなく知っているであろう某有名人です。今回は色々ありがとうございました。凄いものを見せて頂きました。

昼食後はコンサートが始まる夜まで自由時間。部屋で練習、とも思ったのですが、バスタブあるし、と思って湯船につかり、ベッド快適だし、と思って一休み。疲労感が尋常じゃなかったんで、やむを得ず、ですね。

bulgaria_20100516_03.jpgコンサートは19時から。写真はコンサート前の一こま。このコンサートは和歌山ユースさんとのジョイントですので、要するに出演するのは日本の団体だけです。となると、時間厳守です。お客さんはそれなりに入っていました。和歌山ユースのステージを挟み、結構長いこと歌いましたけれど、これが私のESTにおけるラスト・ステージになったわけです。演奏はボロボロでしたが、結構感慨深いものがありましたね。

ここでも"Tebe Poem"は受けてました。そうそう、ヴァルナにはこの曲の作曲者ドーブリ・フリストフのモニュメントがあったようで、プログラムを改めてみますと、コンクール初日の5/13にはこの人のモニュメントまで行列して献花をするという行事があったようです。去年はフランシス・プーランクの墓参りまでしてコンクールに臨んだ私ですが、やはりフリストフのモニュメントを無視した、というかその存在すら知らなかったのは余りにも申し訳ない、ですね。重大な落ち度でした。ここで教訓を。

「作曲家への敬意は、払いすぎて困ることはない。」

話がそれてますが、戻します。コンサート後は近くの中華料理屋(九龍飯店)で打ち上げ。ブルガリア・テイストの中華料理っぽい料理とビール・ワインを堪能しました。なお、平山のBest Western City Hotelでの客室はほぼスイートだったため、自動的に宴会場と化し、大して休むことも出来ずに翌朝を迎えたことも記しておきましょう。中島みゆきじゃないけど、「うらみ・ます」。どうでも良いけど、やっぱり中島の初期最高傑作だな、これ。こういうの聴くと、演奏する上での音程なんてものはどうでも良いように思われてくる。ああ、良くないか(笑)。

と、云う事で。