harmonia ensemble第2回定期演奏会、と。

しばらく続いて参りましたコンサート聴きまくりシリーズもいよいよ最後。今週末の7/3(日)に横浜まで出向く可能性を若干残してはおりますが、次回鑑賞までしばらく開きそう、です。ちょっと先だと7/8(金)ってのもあるんですけどね。

それはそうと、今回赴いたのはかつしかシンフォニーヒルズで昨日(6/25)行なわれておりましたharmonia ensembleの第2回目となる定期演奏会です。

5月末にフランスはトゥールでのフロリレージュ国際合唱コンクールで1位に輝いたこの団体、堂々の凱旋帰国コンサートとなったわけですが、このところの活躍振りが功を奏してか、会場のキャパが300弱ということもありまして、満席、でした。立ち見出てました、って書いて良いのかな(笑)?

演奏曲は殆どがコンクールで歌ったもの、です。1年くらい前まで私がいたV.E.ESTが昨年の定演でオープニングで使っていたため聞き覚えのあった相澤直人の「ぜんぶ」から始まり、フィリピン・マドリガル・シンガーズの持ち歌らしいアンコール2曲目まで、怒濤のような音の奔流にさらされ、ちょとクラクラ。

ステージ毎に細かく書きませんが、E.ウィテカーの諸作品、間宮芳生の諸作品、そして田中利光「春」、S.Leek"Kondalilla"、が特に印象的でした。選曲は、結構ESTのここ数年のレパートリーとかぶってますね(笑)。知ってる、というより歌える曲が多い。

今回の会場が実は非常にデッドなホールなのですが、この方々、そんなことはものともせず、響きは常に持続し、ハモり続けてました。一人一人がソロを歌えるレヴェルで、しかもきっとそれぞれ指揮者や指導者を目指しているのだろう人たち。そんなメンバ24名で、指揮者を置かず、アイ・コンタクトとイヤー・コンタクトで作り上げられるアンサンブルは、ちょっと唯一無比な気がしました。

いやー、正直ちょっとどころではなく羨ましかったですね。私もホントはそういうことなりそれに近いこと(そこまで歌えませんから・・・)がやりたいのだけれど、このところそういうことが全然出来てない、もので。この辺、分かる人には分かる結構大胆な発言ですが(笑)、そんなことを感じつつホールを後にしました。

いずれにしましても、来年4月にはヨーロピアン・グランプリがスロヴェニアのマリボルで開かれる、わけです。さすがに聴きに行くことは出来ませんが、是非グランプリを持ち帰って頂きたいものだと思っています。頑張れ!

と、云う事で。