南フランス遠征:第2日。

以下第2日目(7/23)についての記録です。ちなみに、カメラを宿舎に忘れたのでこの日だけスマートフォンで撮影した写真を貼り付けてます

この日は夜の20:30からこちらでの第1回目のコンサートが予定されておりますので、朝からきっちり練習。9:00からパートで9:30から全体。練習会場は泊まっているエスカパド・センターの中。ここ、基本的に音楽合宿場みたいなものなので、非常にやりやすいです。この日だけ1階使いましたね。

まあ、練習だけは出来るんですが、実際に歌う会場でリハーサルやらG.P.と呼ばれるものが出来るわけではありません。そもそも1曲1曲を通すことも難しい。全体として時間足りないな~、という感じなんですが、そこは何とかしないといけません。

vaison_20120723_01.jpg結構な量の昼食を食べて、移動開始。モンテリマル(Montélimar)という町に向かいます。14:30に出て16:30には着いていたかな。なにげに結構遠いですね。ここにあるSt.Croix教会というところで演奏することになります。写真のように何ともステキな教会。使用できませんでしたが、巨大なオルガンも置かれています。ちなみに、残響は凄まじいです。

夕方とはいえ、余りにも暑いので、大変だな-、と思っていたのですが、ホントに大変でした。17時くらいから1h程度場当たりに毛が生えたくらいの練習をして、市庁舎(Hotel de Ville)でのレセプションに出席です。地元の方々らしい合唱団がウィリアム・テル序曲を歌ってくれました。トゥールでも経験済みですが、この国、おもてなしは本当に徹底しています。

vaison_20120723_02.jpgそれからヴェトナム料理なのか中国料理なのか良く分からないテイストの料理屋へ。春巻きを揚げたもの、カレーっぽい炒め物、イカと野菜の炒め物、が出ました。なかなか美味しかったんですが、ちょっと辛かったかな。写真は料理屋へ行く途中の壁画。モンテリマルはヌガーで著名なので、こんなことになってます。

20:30からという話だったはずのコンサートですが、前座に先ほどの合唱団がそれなりに長い時間歌ってくれまして、始まったのは21:00からだったと思います。

で、コンサート開始。夜になってもそう簡単には涼しくなりませんので、物凄い暑さの中、礼服を着て前半30分強をしのぎます。前半は譜持ちOKという指示でしたが、私自身は全曲暗譜。やっぱり譜持ちってどうなんだろう、と思いました。全員暗譜の「地上の平和」に入った時にちょっと雰囲気変わりましたからね。

水分補給と法被への着替えを済ませ、長い後半へ。アンコールまで含めて、50-60分くらいありますね。まあ、それなりにキツイステージですが、こちらも何とか無難に終了。

お客さんは本当に喜んで下さっておりまして、それがとても嬉しかったと言いますか練習してきた甲斐があったな、と言いますか。演奏的には教会の響きに押しまくられた感があったと思います。これは、慣れるしかないのでしょう。翌日は更なる洗練を、という決意でモンテリマルを後にしました。

コンサートが終わったのが23:00過ぎでしたので、宿に戻ったのは当然翌日の1:00過ぎ。とっととシャワー浴びて、就寝しました。何とも厳しいスケジュールですね。これが数日続くことになります。

と、云う事で。