新国立劇場『リゴレット』

昨日(3/1)になりますが、新国立劇場にて、G.ヴェルディのオペラ『リゴレット』を観てきました。

2023年の公演と同じ制作になります。とにかく、リゴレットのV.ストヤノフが素晴らしかったです。ソロ曲はもちろん、ジルダ(中村恵理)との重唱にはまことに引き込まれました。ありがとうございました。

指揮はD.カッレガーリで、事前に耳にしていたのですが、楽譜に忠実、そして、テンポが良くてサクサク進みます。公爵役のL.ブラウンリーはロッシーニなどをメインのレパートリにしているわけですが、いくらでも高い声は出るはずなのにかたくなに上げないし伸ばさない(笑)。

この大スター・テナーを敢えてこの役に選んだ理由も見ているうちにだんだん分かってきて(実にロール・デビュウらしいです。凄すぎて何も言えません...。)、要するにこの曲をベルカント・オペラとしてやりたいんだな、と。敬遠する向きもあるかも知れませんが、どっちかというとベルカントものが好きな私としては、うまくいっていたのでは、と思います。

ほんとうに良いものを観られました。このオペラの新たな魅力に気づかせていただいたかな、と。重ね重ね、ありがとうございました。

と、云う事で。

私設サイト書籍紹介欄に、相沢沙呼(あいざわ・さこ)による「城塚翡翠(じょうづか・ひすい)」もの第3作『invertインヴァート II 覗き窓(ファインダー)の死角』文庫版を追加しています。

倒叙ミステリものとしては第2弾になります。2本からなる作品集ですが、兎に角素晴らしいです。やや変則系で始まったこのシリーズですが、本書の第2編などは物凄くきちんとした本格ミステリになっているとさえ思います。そして、そこが物足りない、とは全然思いません。そんな、見事なバランスの上に成り立っている傑作です。是非ご一読の程。

と、云う事で。

冲方丁『マイ・リトル・ヒーロー』

私設サイト書籍紹介欄に、冲方丁(うぶかた・とう)によるエンターテインメント長編『マイ・リトル・ヒーロー』文庫版を追加しています。

読んでから作者の名前を再確認。間違いなく冲方丁だな...。その位、一体どうしちゃったんだ、と思う作品。ひねりが足りないどころではなく、ひねりが全然無いですね。茫然自失してます。『マルドゥック』シリーズはダイジョブか?

と、云う事で。

筒井康隆『ジャックポット』

私設サイト書籍紹介欄に、筒井康隆による短編集『ジャックポット』文庫版を追加しています。

14本が収められています。いちおう一本一本にテーマらしきものがあって(作者がその時に気になっていたことなのだろう、と思います。)、プロットとかはない、かなりの部分思いつくままに書いているっぽいところがある、というかほとんど思いつきじゃん、というようなものです。

書き方同様に読み方は色々あって良いわけで、音読してみたり、黙読してみたり、適当に開いた頁を読む、みたいな感じで読むのもありかと思います。色々お試しください。私自身は頭から黙読方式採用で、ところどころ「あー、すごいこと言ってるなー。さすが巨匠だよなー。」と思いながら読んでました。

と、云う事で。

下記のコンサートに出演します。是非ご来場ください。

2025年度 日本オペラ振興会オペラ歌手育成部『アミーチコースアンサンブルコンサート』
日時:2026年3月23日(月・平日) 14:30開始16:30ごろ終演予定
場所:すくらむ21(東急田園都市線溝の口駅・JR南武線武蔵溝ノ口駅徒歩10分)
内容:アミーチコース土曜昼・夜組合同によるオペラ重唱のみを扱うコンサートです。

★入場無料★

私は下記の曲を歌います。

G.ロッシーニ『セビリアの理髪師』からロジーナ・フィガロ・伯爵による三重唱
G.ドニゼッティ『ドン・パスクァーレ』からノリーナ・エルネストによる二重唱

と、云う事で。

昨日(2/15)になりますが、日本オペラ振興会選科アミーチコースの2025年度後期ソロ試験を受けてまいりました。

今回は、別宮貞雄の「さくら横ちょう」を歌いました。

日本語を声楽的に歌うのはまことに難しいのですが、とにかく挑戦です。これからもバンバン歌っていきます。

と、云う事で。

私設サイト書籍紹介欄に、アンディ・ウィアーによる第3長編『プロジェクト・ヘイル・メアリー』文庫版を追加しています。

凄いです。驚異的な作品。不可能と思われるミッションの話を書かせたら、この人の右に出る人はいないかも知れません。まさに今世紀の必読書。小野田和子による邦訳もとても読みやすいです。来月公開の映画は、私は観ないと思いますが(単に忙しいからですが)、そっちから入るのもありかも知れません。

と、云う事で。

饗庭淵『対怪異アンドロイド開発研究室』

私設サイト書籍紹介欄に、饗庭淵(あえば・ふち)によるエンターテインメント作品『対怪異アンドロイド開発研究室』文庫版を追加しています。

中身はタイトルの通りですかね。連作短編集のような体裁ですが、実質長編です。とても面白かったです。そんな言葉では表現できないくらい。ファンが増えて、シリーズが5弾位まで続けば映像化もあり得るかも知れないですね。期待しましょう。

と、云う事で。

呉勝浩『Q』

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私設サイト書籍紹介欄に、呉勝浩(ご・かつひろ)によるエンターテインメント長編『Q』文庫版を追加しています。

文庫化に際して上下二分冊となりました。呉勝浩版『コインロッカー・ベイビーズ』なんでしょうけど、村上龍に了承とってるのか?(笑)。

あの作品を読んだ時の衝撃が、今になると懐かしく思えます。たぶん高1くらいでしたが(笑)。もうああいうものに匹敵する作品は出てこないのでしょうか...。寂しいですね。

と、云う事で。

佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』

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私設サイト書籍紹介欄に、佐藤究(さとう・きわむ)による8編からなる短編集『爆発物処理班の遭遇したスピン』文庫版を追加しています。

素晴らしい作品。リーダビリティの高さとか、作りこみのうまさとか、そもそものアイディアとか、すべてが素晴らしいです。作家としての充実ぶりを感じますね。読者としての愉悦に浸れる傑作を、是非お手に取ってみてください。

と、云う事で。