2011年10月アーカイブ

私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による「図書館戦争」シリーズ第2巻『図書館内乱』文庫版を追加しています。

新キャラクタも登場し、いよいよ物語は佳境、といった感じです。基本的人権、そしてまた言論の自由といったデリケートな事象に果敢に挑んだ快作ですね。全て読み通してからの見解になりますが、この巻はこのシリーズの中でも非常に重要な意味を持っているように思います。

その実全くと言って良いほど軽薄ではない極上エンターテインメントの第2弾、是非ご一読の程。

と、云う事で。

去る10月20日(木)、市原を拠点とする芸術集団=制作舎 翔の設立15周年記念東京公演、『銀河鉄道の夜』を鑑賞して参りました。以下、簡単に報告などを。

場所は亀戸。カメリアプラザ3Fのカメリアホールです。ご存じの通り結構大きなホールですね。地元ではないのでやや心配だったのですが、かなり席は埋まってました。

原作は勿論宮沢賢治。演出は原島義治です。ジョバンニ役に画家でもある前田麻里さん、カンパネルラ役に星さいかさん、というキャスティング。

基本的には朗読劇、という形式をとります。なので皆さん台本持ってます。

ではあるのですが、衣装、美術、照明、音楽等々は非常に凝ったもの。そして、役者達も身振り・手振りだけではない動きを伴った演技をします。殆ど舞台劇に近い形だと思いました。

それにしても、改めて宮沢賢治という天才詩人にして天才童話作家の圧倒的な想像力には驚かされますね。ちらちらとその諸作品を読み返したくなりました。

そんな賢治の世界を、観るものの前にはっきりと浮かび上がらせる、見事な舞台だったと思います。

次回公演は12月9、10日の模様。結構アクティヴですね。演目は加藤道夫の『思い出を売る男』。この方、『なよたけ』の人ですね。1953年没で、劇団四季創設にも深く関わった人物です。『思い出を売る男』自体、1992年の初演以来四季の割と重要なレパートリィになってますね。

ちなみに、四季版『思い出を売る男』の音楽担当は林光です。これはどうするのでしょうね。それを含めて、どんな舞台になるのか、楽しみにしたいと思います。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、有川浩による人気小説シリーズの第1巻『図書館戦争』文庫版を追加しています。

2006年に刊行ですから、文庫化に5年かかってます。元々メディアワークスが版元だったものが今回は角川文庫からの刊行。この作品、この5年の間にコミック化、アニメーション化等々のメディアミックスも試みられました。現在劇場版アニメーションが制作中らしいですが、実は、一番期待しているのは実写版制作です。角川ならやれるんじゃないかな~、と思うのですが企画されているんでしょうかね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、道尾秀介による第62回日本推理作家協会賞受賞作『カラスの親指』文庫版を追加しています。

見事な作品ですね。ここにきて才能が全て開花した、というか本当に素晴らしいです。是非ご一読を。

映画公開は来年みたいですが、主演は阿部寛、村上ショージの模様。武沢役阿部寛ってちと二枚目過ぎね~?、とか思ってしまいますけれど。年齢的にちょうど良さそうな人選だと、例えば本木君とかでもそうなっちゃうけどね~。難しいです。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、山本弘によるSF超大作『地球移動作戦』文庫版を追加しています。

震災後の文庫化。それも非常に意味のあることなのではないかと思いました。こういう優れた作品を味わいつつ、もう一度、科学とは人類にとって何なのか、是非考えてみてください。

と、云う事で。

三多摩青年合唱団との合同演奏会の余韻もさめやらぬまま、翌10月8日のお昼過ぎからは父親の所属する合唱団の、谷津コミュニティセンター文化祭での発表会に出演してきました。

アンコールまで入れて全10曲です。選曲は「花」のようなベーシック(?)なものから「モルダウ」みたいな割と大変なものまでと多彩。

シルバー、ではなくプラチナ合唱団と銘打っている通り基本ご高齢な皆さんですので、45分程度の長丁場はかなり大変。それ以前に音程やらリズムやらといったところに多々問題もあるわけですが...。

そうですね~、音楽的な演奏にするためには、課題山積みだと思いました。ただ、正直なところ、どうしたら良いんだろう、と思ってしまいます。各パートに最低一人ずつそこそこ歌える人を置くしかないのかな~。それが難しいんですけどね。

取り敢えず色々な意味で刺激になったイヴェントでした。関係者の皆様ありがとうございました。

と、云う事で。

去る10月7日(金)、三多摩青年合唱団と栗友会合唱団による「東日本大震災復興支援コンサート あめあがりコンサート2011 うたのいとなみ 平和のいとなみ」に出演して参りました。以下、簡単に報告を。

三多摩青年合唱団とは、ご存じの方も多いと思うのですが、1960年代にうたごえ運動の中から産声をあげたもの、ということになります。かれこれ50年近い歴史を持っているわけですね。

今回は三多摩青年合唱団が主体、栗友会は賛助出演、という形であったのだと思われます。実は良く分かりません(笑)。25分程度の第1部が三多摩青年合唱団のみによる演奏、そしてワンステージが80分以上に及ぶ第2部が三多摩+栗友、でした。そう考えると、ほぼジョイントに近い形ですね。

会場は杉並公会堂の大ホール。開演は19:00でした。

各楽曲の一通りのチェックの後、入念なリハーサル、つまり第2ステージ約80分の通しを演奏会直前にキチンとやりまして、さくっと夕食。三多摩の方々は殆ど休み無しで第1部に突入。我々は楽屋で少々休んでから第1部の終わりの方を袖で聴きつつ、待機。

さあ、いよいよ第2部。寺嶋陸也による「骨のうたう」、信長貴富「Fragments」という緊張する他はない重い2曲が何とか無事に終わって、かなりホッとしました。

その後アンコールのつぶてソングまで、女声合唱になるところなどで適宜休みつつぶっ通しのステージを倒れることもなく乗り切った次第。終演後は皆さんかなり消耗してましたね(笑)。

さてさて、全体としては戦前戦後のうたの歴史を考えよう、というコンセプトでまとめられたステージでしたが、凝りに凝った照明(これ、ホントに凄かったですよ~。)、様々なフォーメーションでの合唱等々、長いながらも飽きの来ない、そして何かを感じるものであったことを確信しています。

コンサート後は近くのホテルで打ち上げ。やや小さめのスペースでしたが、大変な盛り上がりでした。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、マイケル・ベイ監督によるロボット・アクション大作『トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン』を追加しています。シリーズ第3作、となります。

交代したヒロインを始めとする新たなキャスト、3D技術はこの映画のためにあるんじゃないかと思うような見事な特撮、そしてまた壮大で起伏に富んだストーリィ等々と、本当に見所の多い作品だと思います。劇場公開は間もなく終わると思いますが、是非3Dでご覧下さい。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、山田正紀によるSF超大作『神獣聖戦 Perfect Edition』文庫版を追加しています。

旧版が出たのが1980年代半ば。25年の歳月を経て、900枚の新稿追加、そして旧版にも徹底的に手を入れて完成された「完全版」、ということになるのでしょう。

かなり晦渋なところもある作品ですが、基本的には二分法が成り立つ世界観ですので、大枠を押さえておけば読み解くのはさほど困難ではないでしょう。圧倒的なスケール、そしてまたこの作家が持つ圧倒的な想像力を是非味わってみて下さい。

と、云う事で。