2012年2月アーカイブ

去る2月25日(日)、両国国技館で行なわれておりましたすみだ第九2012に出演して参りました。所謂五千人の第九、というやつです。

取り敢えず、初参加です。指揮は円光寺雅彦、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団でした。

今日のこのようなイヴェントは殆ど震災復興と結びつけられておりますので、今回もそのような趣旨になっておりました。

1月24日に鎖骨を骨折して以来のステージとなりましたが、心を込めて歌わせて頂きました。

以上、簡単ながらご報告まで。

と、云う事で。

前の記事からの連続性持ってますので、そっちも見て下さいね。

それは兎も角、今年も緑色の3月がやって参ります。セント・パトリックス・デイ・パレード2012、ですよ~、皆さん。

ケガしてるんで今年はあんまり深く関われなさそうなんですが、取り敢えず名古屋は3月17日。他に、東京18日、海浜幕張20日などとなっている模様です。

詳しくは下記を。

セント・パトリックス・デイ・パレード2012

海浜幕張でも始まったんだな-、と。知りませんでした。是非手伝わせて下さい(笑)。連絡先良く分かんない~。

と、云う事で。

去る2月25日(土)、すみだ第九のリハーサル後になりますけれど、新大久保のStudio Virtuosiというところで行なわれておりました、木管3人組の演奏会を聴いて参りました。題して、Ensemble Shamrock 木管三重奏の夕べ、と。

曲目はフランスの作曲家によるものが4曲。後はベルギー1名(ほぼフランス)とベートーヴェンの計6曲です。

木管3人、ってのがミソでして、リードで音を出す木管3本です。つまり、オーボエ、クラリネット、ファゴットですね。こんなアンサンブルの曲は余り聴いたことがなかったので非常にインパクトを感じたと申しますか。

作曲者の名前を順に挙げておきますと、Georges Auric、Marcel Poot、Darius Milhaud、Pierre Max Dubois、L.V.Beethoven、Jacques Leclair、でアンコールがClaude Debussyでした。何人知ってます?

AuricとMilhaudは6人組。なのでほぼ19世紀末辺りの生まれ。Pootもその位です。Duboiはちょっと若くて(って、もう亡くなってますが。)、Leclairはホントに最近の人。つまりこのコンサート、基本的に20世紀の木管三重奏をクロニカルに扱っていることになります。一人関係ない人がいますが(笑)。

関係ないBeethovenについては、こういう木管三重奏曲は作ってませんので、演奏されたのは二重奏曲でした。まあ、そうなりますよね。

そんな、結構コアな感じのコンサートでしたが、基本的に小難しいというよりは軽妙で洒脱な楽曲が多くて、そこにフランスっぽいエスプリみたいなものがまぶされている、というような具合でした。大変面白かったです。

ちなみに、アンサンブル名になっているシャムロックですが、これはアイルランドの国花でもある三つ葉の植物の総称。まあ、基本的にはシロツメクサ=クローバーですね。話がそれちゃいますんで、この辺の話は記事かえて紹介しましょうかね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、グレッグ・イーガンの日本独自のチョイスによる短編集の第5弾『プランク・ダイヴ』を追加しています。

全7篇。スペース・オペラあり、人間原理ものあり、エンジニア系SFありの非常にバランスのとれた作品集になっています。SFファンのみならず、というのは実は難しいところでして、この作家の作品、確かに一般受けはしにくいと思うのですが、是非とも色々な方に読んで頂きたいものです。

そうそう、巻末のデータを見ると分かるのですが、イーガンの短編、どこでも、と言いますか基本的にSF好きの間では常に高い評価を得ているようですね。確かに面白いですからね。

と、云う事で。

第54回目となるGrammy Awards 2012が発表になりましたね。めぼしい、というか私が気にしているところは次のような具合。

Record Of The Year : Adele "Rolling In The Deep"
Album Of The Year : Adele 21
Song Of The Year : Adele "Rolling In The Deep"
Best Pop Solo Performance : Adele "Someone Like You"
Best Pop Vocal Album : Adele 21
Best Dance/Electronica Album : Skrillex Scary Monsters And Nice Sprites
Best Rock Performance : Foo Fighters "Walk"
Best Hard Rock/Metal Performance : Foo Fighters "White Limo"
Best Rock Song : Foo Fighters "Walk"
Best Rock Album : Foo Fighters Wasting Light
Best Alternative Music Album : Bon Iver Bon Iver

AdeleとFoo Fightersがほぼ独占です。凄いですね。というか、逆に言えば去年はこれしかなかったのかも知れません。

ちなみに、Best Choral Performanceに、Eric WhitacreのLight & Goldが選ばれました。やりましたね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、汀(みぎわ)こるものによる第37回メフィスト賞受賞作にしてデビュウ作『パラダイス・クローズド THANATOS(タナトス)』文庫版を追加しています。

こういうものを面白いと思う人もいるんでしょうね、なんて書き方をしてはいけませんね。ちょっと小説としての体をなしていないようにさえ思いました。ハッキリと素人臭がします。というかイマドキ素人でももっと上手いんじゃ?

メジャーな出版ルート、というか講談社から出るくらいのものなんだから最低限のクオリティは保っているかと思ったんですが、非常に残念です。そうですねー、宇山日出臣さん亡き後(2006年に逝去)、何だか荒んできているような気がします。

古くは京極夏彦(第0回!)、森博嗣(第1回)、清涼院流水(第2回)、乾くるみ(第4回)、そして2000年以降だと舞城王太郎(第19回)や佐藤友哉(第21回)、あるいは西尾維新(第23回)なんかは素晴らしいと思うんですけど、これは何なんだろう...。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、京極夏彦によるギャグ小説集『南極。』を追加しています。ちなみに文庫版です。

『どすこい。』に出てきた南極夏彦を主な登場人物とする8本の中編からなる作品集ですが、本当に楽しい本です。

基本的には『インノサン少年十字軍』で知られる古屋兎丸(ふるや・うさまる)が描いていて、ところどころで秋本治や、何と赤塚不二夫が手掛けたりしているイラスト群も素晴らしいですね。

あたかも、これと『どすこい。』の2冊で一つのジャンルを築いてしまったかのような思いにとらわれる、見事な作品です。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、英国の若手作家チャイナ・ミエヴィルによる、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞、ローカス賞、クラーク賞、英国SF協会賞受賞の傑作『都市と都市』を追加しています。

兎に角設定が凄いですね。詳しくは私設サイトの該当ページをご覧下さい。物語としての出来映えも大変秀逸です。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、平野啓一郎による2008年発表の芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作、『決壊』文庫版を追加しています。

重いですね。そこには何の希望もありません。確かに、D.フィンチャーの映画ですとか、大塚英志原作のコミックなどにも同様な事件は描かれますが、沢野崇という主人公の造形が余りにも深すぎる故、そうした犯罪を扱った様々なものの中では突出した感じの作品になっていると思います。これは今日における必読書の一つでしょう。

と、云う事で。