2007年7月アーカイブ

私設サイトの書籍紹介欄に、舞城王太郎の中・短編集『スクール・アタック・シンドローム』を追加しています。文庫版『みんな元気。』の姉妹版と銘打たれた、同じ単行本『みんな元気。』からの作品2本に書き下ろし作を加えたものです。暴力・家族・そして救済がテーマになっていますね。この恐ろしく才能のある作家がこのさき一体どこに向かうのか、非常に興味のあるところです。

と、云う事で。

尊敬してやまないスウェーデンの映画監督であるイングマール・ベルイマン(Ingmar Bergman)が亡くなられました。享年89歳。20世紀を代表する、巨匠と呼ばれるにふさわしい映画作家でした。『第七の封印』や『野いちご』、あるいは『不良少女モニカ』や『ファニーとアレクサンデル』などは映画史に残る作品だと思います。観ていない方は是非ご覧になって下さい。

ちなみに、気になったのでちょいと調べたのですが、例えば日本で手に入る『ファニーとアレクサンデル』のDVDは短縮版のようで、注意が必要です。あの映画は5時間の長尺版を観るのがベターです。他の作品はそもそもDVDがレンタル屋さんに普通に置いてあるかどうかが不明です。

と、云う事で。

金曜日の夜から掛かりきりだった宝塚国際室内合唱コンクールは無事終わりましたが、雑感を申し上げておきますと、兎に角海外の演奏団体のパワーに驚かされました。本当に良い刺激になりましたね。逸れも含めまして、今回の経験は、私自身の今後の音楽活動に活きるのではないかと思います。

ちょっと勿体なかったのは、今回の会場だった宝塚ヴェガホールの最寄り駅名が「清荒神(きよしこうじん)」といい、「うお、荒神信仰じゃん、寺なのに神様祀ってるじゃん。見に行きたいなぁ。」と考えていたのですが、全く時間が無く、かなわなかったところですね。まあ、そのうちに暇を見つけて行ってこようかと思います。

ちなみに、シャマニズム研究をしているために備中の荒神神楽に興味を持っている関係で、ここも荒神神楽があるのかと思ったのですが、清荒神=真言三宝宗清澄寺のウェブサイトを見る限りはそういうものではなさそうです。岡山と兵庫では信仰形態が異なる、と考えるべきなのでしょうかね。何か情報をお持ちの方はご教示いただけると幸いです。

さてさて、今週もまた行事が目白押しです。8/1には鈴鹿市長太(なご)で天王祭が、8/4には桑名で石取祭、同じ日に鈴鹿市三日市ではオンナイ念仏がそれぞれ行なわれます。全部観る、という方向でいるのですが、例えば後二者は同じ日なわけで物理的な無理もあるのですが、出来る限りのことはしようと思います。いずれにせよ、集めた情報は何らかの形で開示しますのでご期待下さい。

と、云う事で。

28-29日の二日間にわたって行なわれている、第23回宝塚国際室内合唱コンクールに参加のため昨日(27日)から宝塚に来ています。詳しいことは私設サイトに書くことになる、と思いますが(書かないかも知れませんが…)、私が加えて貰っている団体は見事総合1位を獲得いたしまして、明日(29日)に行なわれる入賞団体演奏会への出演が決まりました。

他にも、インドネシア、台湾、フィリピンの団体などが登場するのですが、かなり面白いコンサートになるはずです。13時開演、約3時間の予定なので、興味のある方は是非いらしてください。当日券は4,000円で売っているものと思われます。詳しくは下記リンクを。

宝塚国際室内合唱コンクールの公式サイト

以上取り急ぎ。いやはや、速報性というか、ライヴ感のあるブログになっていますねぇ。

と、云う事で。

今週末は参議院選挙。地方議会選は基本的に無視、しかしながら国政選挙はもったいないので毎回権利を行使してきたわけですが、今回は不在者投票という形になりました。住民票を移していないので、千葉市花見川区の選挙管理委員会に「投票用紙下さい。」というお手紙=申請書を送り、中1日でこっちに届くという恐るべき早業に感動しつつ、昨日鈴鹿市役所に仕事を終えてから足を運びました。20時までやっているんですけれど、結構投票しに来ている人が多くて、「うん?今回の投票率は高め?」などということを考えていました。まあ、夏休みに入ってすぐ、しかも列島の大部分が梅雨明けしたばかり、という「スーパー日曜日」ですから、それほど上がらない気も致しますが。

さて、一つとても気になったのは、選挙公報が送られてこなかったこと。今時別に紙媒体にこだわらなくても良いわけで、PDFファイルかなんかにしてインターネットを介してDLできるようにしちゃえばいいと思うんですが、なんでやらないんでしょうね。お金もそんなにかからないのに。すでにある版下を加工してサーバに入れるだけですよ。訳が分かりませんね。納税者として、改善を希望します。

選挙とは関係ないのですが、私はと言いますと、既にどこかに書き込んだ通り今週末は宝塚で行なわれる国際合唱コンクールへと赴きます。明日の夕方にこちらを発って、2泊することになります。まあ、がんばって参りますですよ。

と、云う事で。

さてさて、日曜日はいつものように歌の練習に明け暮れてましたが、23日(月)・24日(火)は休みを利用して関西方面へと。これは、第一義的にはデイヴィッド・リンチの新作『インランド・エンパイア』を観るためです。近いところでやっていないので大阪に行く他はないのでした。

ただ、これだけだと勿体ない、といいますか、現在京都では祇園祭の最中(さなか)なわけで、うまい具合に24日に行なわれる「花傘巡行」と、御輿の御旅所から八坂神社への帰還行事である「還幸祭」というものの一部を観ることにし(23時までかかるわけです。終電がありませんね。というか三重だし…。)、それゆえ23日夜は大阪で宿泊、ということに相成りました。

ちなみに、24・25日は京都の祇園祭と同じく日本三大祭の一つとされている大阪の天神祭の日に当たっており、どっちを観るか悩んだ末、こちらは来年にしよう、という結論を出した次第です。本日(25日)を休みにしちまえば良かったな、とも思いますけど、そうもいかないのですよ。

さてさて、映画も面白かったのですが(評論は後日公式サイトに掲載します。)、メイン・イヴェントではないとは言え、祇園祭の印象は兎に角圧倒的。梅雨が明けたばかりのカンカン照りの中を、1km以上はあるのではないかと思われる行列が京都の町を練り歩く姿は何とも壮大なものです。獅子舞と念仏から派生したとされる「六斎」の奉納を見られたのも大きかったですね。大変中身の濃い1日を過ごすことが出来ました。メイン・イヴェントの「宵山」と「山鉾巡行」は来年以降のお楽しみ、と申しますか、実は御輿を担いでみたくなってしまったわけです。それも含めて、京都には一度住んでみたいですねぇ。

最後になりますが、余りにも忙しいためしばらく更新が止まっている公式サイトのギャラリに、そろそろこのところ撮りためてきた色々な写真をアップし始めますのでご期待下さい。

と、云う事で。

私設サイトの音楽CD紹介欄に、最早「アイドル」でも何でもなくなったスーパー女性ヴォーカリストであるケリー・クラークソンの新作『マイ・ディーセンバ』を追加しています。いやぁ、これは凄いですよ。鳥肌ものです。

と、云う事で。

私設サイトの方が今週の真ん中くらいにアクセス30,000回を突破したのですが、めでたくキリ番になった方からは連絡がありません。自己申告で良いので、もしここを見ていたら連絡下さい。プレゼントの用意がございます。

なお、その際にはご利用のプロバイダをお教え下さい。一応、皆様がどこのプロバイダ(正確にはプロバイダ等々、なんですけど、まあ良いでしょう。)から繋いでいるのかはモニタリングしてますのでそれでほぼキリ番をご覧になったご本人かどうかを確認出来るのです。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、遅ればせながら『パイレーツ・オブ・カリビアン:アット・ワールズ・エンド』を追加しました。長い、退屈、分かりにくい、という指摘が多くの方からなされていますが、私個人としてはそこそこ愉しめました。

ちなみに、例えばDVDになる際にはもうちょいうまく編集されてより分かり易くなるかも知れませんね。何となく未整理な感じがするのは、恐らくは時間がなかったせいだと思うわけですよ。公開を例えば半年遅らせれば映画の完成度は上がったはずですが、そうなると前作との絡み上興行的に難しくなるし、作品としての洗練度と納期のどちらを優先するのかは結構難しい選択だったのではないでしょうか。

蛇足ですが、第2弾がオーランド・ブルームのために作られた作品とすれば、この第3弾はキーラ・ナイトレイのために作られたもの、という気もしました。物凄く目立ってますね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に筒井康隆のメタ・フィクション『巨船ベラス・レトラス』を追加しています。著作権侵害事件に関する部分がとても面白い、と言いますかそもそも本書の中で最大の説得力とインパクトをもって文学なるものが置かれている状況を表現しているように思いました。しかしひどい話ですね。そういう輩(やから)には社会的制裁をきちんと下さないといけません。

と、云う事で。

Firefoxの最新ヴァージョン2.0.0.5がリリースされています。リリースノートは下記のリンクにあります。

Firefox2.0.0.5リリースノート

と、云う事で。

バスケット・ネタです。アイシン精機のエースにして元NBA選手でもあるJR・ヘンダーソンが日本国籍を取得、北京五輪予選の代表選手にも選ばれる模様です。かなり強力な助っ人なわけで、これで久々に五輪出場がかなうかも知れませんね。期待しましょう。

しかし、その日本名には笑っちゃったのですが、「桜木ジェイアール」とは…。いやあ、井上先生も大喜びでしょうね。

と、云う事で。

やや古くなるのですが、私設サイトの音楽CD紹介欄にアイルランド共和国の著名なヴォーカル・グループAnúnaによる2枚のアルバムを追加しています。一昨年に出たベスト盤と、2001年のオリジナル・フル・アルバムです。特に後者は大変聴き応えのある大傑作ですよ。

と、云う事で。

私設サイトの音楽活動欄を更新しています。10月21日(日)に津市の三重県文化会館大ホールで行なわれる、私が今週末から正式メンバとなる予定の合唱団ヴォーカルアンサンブル≪EST≫による定期公演に関する情報を追加しました。皆様こぞってご参集下さいませ。

と、云う事で。

これもやや古いので私設サイトの書籍紹介欄からは外しました。文藝春秋から新書として2004年に刊行されたものです。来週から正式メンバとなる合唱団で柴田南雄の『三重五章』という曲をやっておりまして、その関係と、朝熊山絡みで伊勢全般、特にお伊勢詣に関する情報を集めている関係で読んだのですが、大変面白い本です。

さて、この本ですが、副題に「道中日記に見る旅の値段」とついているように、ひたすら伊勢詣を含む江戸時代における旅というものが、一体庶民にとりどのような重みを持っていたのかを、それにかかるコスト面から追求しています。まあ、伊勢詣というのは信仰を言わば方便として、実のところは遊びがその目的の半分あるいはそれ以上だった、というのはこれまでにも様々に語られて来たことなわけですけれど、膨大な額を神楽奉納などに費やしている事実を見ますと、今までイメージとして持っていた以上に結構真面目に参拝していたんじゃなかろうか、という印象を持った次第です。これは、重大な問題ですね。

全体として細かすぎる気がする記述が続いていて、まとめ、とか、考察、といったことがほとんどなされておらず、そのためにこういう検証すべき問題がきちんと論じられていないのがやや残念なのですが、コスト、という一つのことにこだわりをもって記述されたことで非常に具体的な形で江戸時代の旅、というものを表現し得ているのではないかと考えます。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、宗教社会学者である渡辺雅子氏の近著『現代日本新宗教論 入信過程と自己形成の視点から』を追加しています。幅広い内容を扱っていますが、個々の事例に対しては基本的に極めてミクロな方法論でアプローチがなされています。今日における宗教社会学の一つの在り方を示しているもの、と述べておきましょう。

と、云う事で。

どうでも良いんですが、本日は西洋暦で2007年7月7日。7が三つ並んでます。美しいですね。買った切符は記念にとっておこうと思います。何か良いことがあるかも知れません。どうせどっかに行ってしまいますが…。

と、云う事で。

本日iTunesを起ち上げたところ、以下のようなエラー・メッセージが。

Microsoft Visual C++ Runtime Library Runtime Error!
Program: C:\Program Files\iTunes\iTunes.exe
This application has requested the Runtime to terminate in an unusual way.

なんだそりゃ、と思ったんですが、原因を考えるのも面倒なのでまずは先月末に発売されたiPhoneに対応しているらしい7.3にアップグレードしてみました。これでちゃんと動くようになりましたんで取り敢えず問題なしです。しかし、今回は自動アップグレードが機能しなかったように思うんですけど、どうなんでしょうね。

と、云う事で。

大型稀少生物第弐号が、大きい日本語をブログしなかった


と、云う事で
と、大型稀少生物第弐号が考えたの。


*このエントリは、ブログペットの「大型稀少生物第弐号」が書きました。

このブログにおける記述を見る限り、最近めっきり読書量が減っているように思われるかも知れないわけですが、実際にはそうでもなくて、結構古い物を漁っていたりします。一昨日までかなりの時間をかけて読んでいたのが、原書は持っていたのに放置していて、3年ほど前にようやく翻訳版が刊行された英国の作家オラフ・ステープルドン(Olaf Stapledon)の『最後にして最初の人類』(国書刊行会、2004。オリジナルは1930年刊)という書物。

私見では思弁的SFの先駆的作品とも言いうるものとさえ思うこの本において、ステープルドンは20世紀から始まってその後20億年に及ぶ人類の未来史を構想しています。その暗澹とした記述に何とも英国的なペシミズムを感じさせながらも、それでもなお、決して人間の営みというものを否定はしないという立場が表明されているように思いました。ここで特筆しておくべきなのはその人並み外れた想像力で、特に序盤に於ける「火星人」との戦争についての記述には驚嘆を禁じ得ませんでした。人類の「終焉」を描くラストのあたりも素晴らしいです。

と、云う事で。

『ボーリング・フォー・コロンバイン』などで知られる社会派ドキュメンタリ映画作家マイケル・ムーア(Michael Moore)の新作『シッコ』(原題SiCKO)が全米公開されていますね。先日のカンヌ国際映画祭でも上映されたこの作品、アメリカのヘルス・ケア・システムにメスを入れたものということですが、相変わらずの「現在に於て一番大事なことについて果敢に取り組む」姿勢は見習わないといけないと思う次第です。

例によりリンクを張っておきます。

SiCKO

と、云う事で。