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三重県出身の偉大な映画監督・市川崑氏が昨日亡くなりました。享年92歳。

戦後日本を代表する映画監督と言うことが出来るでしょう。その独特の映像美には目を瞠るものがありました。特に1970年代後半以降エンタテインメント系の映画を大量に撮っていたためか黒澤明や今村昌平などに比べやや低くみられがちではないかと思うのですが、そういう風に評価するのは基本的に余り正しいことではないことでもあるし、実のところもっと評価されて良い映画作家ではないか、とも考えています。

と、云う事で。

物凄く寒いんですがそれはさておき、と。私設サイトのDVD紹介欄に、かれこれ一昨年の秋には世に出ていたスーザン・ストローマン監督『ザ・プロデューサーズ』を追加しています。まあ、メル・ブルックスが昔作ったミュージカル映画のリメイクですね。2001年からブロードウェイで上演が始まったミュージカル版はトニー賞で12部門を制覇し、これは未だに破られていない記録ということになります。確かに面白いし、歌や踊りその他も見事に作り込まれていて見応えがあります。やや日本人には分かりにくいかもしれませんけどね。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄にティム・バートン監督最新作『スウィーニー・トッド:フリート街の悪魔の理髪師』を追加しています。ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター主演となるミュージカル映画ですが、プロット構成にやや甘さはあるもののこの監督らしい、そしてまたその新境地を示す作品に仕上がっていると思います。ちなみに、先頃ゴールデングローブ賞で作品賞(これは褒めすぎ)と主演男優賞(こちらは妥当)を受賞していますね。取り敢えずバートン好き、デップ好きには堪らない作品であることは間違いないでしょう。

と、云う事で。

私設サイトの映画紹介欄に、ヴァンサン・パロノー&マルジャン・サトラピ共同監督作品『ペルセポリス』を追加しています。

イラン出身の漫画家であるサトラピの自伝的漫画を元にした、1978年の革命から湾岸戦争後辺りまでの時期を対象とし、その半生を深い反省を交えて描いたアニメーション作品です。

ちょっと高く評価されすぎでは、という感想を持ちました。正直なところ、決して出来は悪くはないんですが退屈なのです。

ついでながら、主人公がそうであるところの「金持ちの奔放な不良少女」、なんてのは何だか1950年代の日活映画(ちなみに『太陽の季節』とかその辺ですよ。)みたいで絵的には面白かったですね。1980年代のイランだとこうなるのか、と。

と、云う事で。

私設サイトのDVD紹介欄に、アルバート・ゴア主演の映画『不都合な真実』を追加しています。彼自身が長らく行なってきた地球温暖化問題に関する講演会の模様を中心にまとめられたドキュメンタリで、色々な意味でなかなか刺激的です。

ゴア氏はこの問題に対して世界を動かした功績でノーベル平和賞を受賞。しかしながら、まだまだ解決すべき課題は山積み、という感じでしょうか。

と、云う事で。

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