2010年9月アーカイブ

私設サイトの音楽CD紹介欄に、天才シンガー・ソング・ライタであるサラ・マクラクランが初夏くらいにリリースした7年ぶりのオリジナル・フル・アルバム『ロウズ・オブ・イリュージョン』を追加しています。

溢れる才能はここでも見事に発揮されています。突き抜けた明るさを端々に感じる、と言いますか、デビュウ以来ちょっと翳りのあるサウンドが基調とされてきましたけれど、それが1~2枚はがれた感じがしますね。色々な意見があると思いますが、個人的には良い方向だな、と思います。世界一だと思っている歌のうまさは相変わらずですが、今作は兎に角楽曲が良い。それに尽きるかと。この時点で早、今年のベスト、ということにいたします。

と、云う事で。

一昨日になりますが、合唱団るふらんの演奏会を聴きに第一生命ホールまで足を運んできました。題して、「るふらん 25歳 ―あのときの手紙―」。指揮は勿論栗山文昭先生、そして第2部のピアノは浅井道子さん。全体の構成・演出におなじみの加藤直さんも参加。

演奏会は2部構成でした。第1部に難曲を集め、第2部は三善晃によるピアノ付きの曲で構成。正味1時間ほどでしたが、実に充実した内容の演奏会でした。さすがです。以下雑感などを。

第1部:
演奏曲目は次の通りです。

西村朗 おれん -無伴奏女声合唱のための組曲「祇園双紙」 より
武満徹 指の呪文 -「風の馬」混声合唱のための より
新実徳英 をとこ・をんな 女声合唱・三絃・コントラバスのために

会場が最初から異様に緊迫したムードに包まれました。一つの音も聞き漏らすまい、といったところでしょうか。合唱団メンバは勿論のこと、お客さんの集中度も凄いんですね。呼吸をするのにもちょっと勇気がいるような具合。3曲とも大変な難曲なのではないかと思うのですが、そんな緊迫した雰囲気の中、みずみずしさとともに豊潤さをも感じさせる、堂々たる演奏でした。ついでながら、改めて武満凄いな、などと思った次第。

第2部:
タイトルなどは省略しますが、三善晃の作品が6曲演奏されました。基本的に、恋の歌、という並べ方ですね。曲間では、メンバが書いた手紙が一人一人によって朗読される、という趣向。

1999年から5回にわたり三善晃作品集を歌ってきた合唱団なわけで、これはほとんどお家芸。最高レヴェルの三善作品を聴くことが出来、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

以上です。ちなみに、来年も何かやるらしい、という話を小耳に挟んでますが、期待しております。

と、云う事で。

マックハリイの「柄刀一『ゴーレムの檻』」のまねしてかいてみるね

私設サイトの書籍紹介欄に、柄刀一(つかとう・はじめ)の書籍紹介欄に、柄刀一(つかとう・はじめ)のお茶の檻三月宇佐見の短編集『ゴーレムの書籍紹介欄に、柄刀一(つかとう・はじめ)の短編が...。と、柄刀一(つかとう・はじめ)の書籍紹介欄に、云う事で。
結構難解なんですよね、云う事で!!
結構難解なんですよね、柄刀一(つかとう・はじめ)の書籍紹介欄に、これ!!

*このエントリは、ブログペットの「大型稀少生物第弐号」が書きました。

私設サイトの音楽CD紹介欄に、ザ・ケミカル・ブラザーズの新作『ファーザー』を追加しています。ちなみに、原題はFurtherです。

買ってから2ヶ月以上経過してますね。というか、ほとんど聴いてなかったかも。自分で音楽をやってると、人のやっているものは聴かなくなる、というか聴く暇や余裕が無くなる、といいますか。この夏は色々な意味で良く分からないくらい忙しかったし。

今は少し暇になっているので、ぼちぼち新しい音源なども紹介出来たら、と思います。何とぞご期待下さい。

と、云う事で。

大型稀少生物第弐号が機会みたいな提供したかも。

*このエントリは、ブログペットの「大型稀少生物第弐号」が書きました。

私設サイトの書籍紹介欄に、佐藤亜紀の初期傑作、というか代表作『鏡の影』講談社文庫版を追加しています。

かれこれ4回目の刊行です。ある時期、この作家と新潮社との折り合いはホントに悪かったらしい。どうでも良いんですけどね。

舞台は16世紀頭のドイツら辺。ペストです、農民一揆です、異端審問です。そんな中世が、宗教改革等々によって変わろうとしているような時期を、「世界を変える一点」を見いだすべく駆け抜けようとする主人公ヨハネスの活躍ぶり、というか遍歴ぶりを描いた作品です。

佐藤亜紀らしい濃密な文学空間を堪能出来ます。是非ご一読ではなく2度3度と繰り返してお読み下さい。

ああ、これは言っておかないと。解説が良く分かりませんでした(笑)。思うに、解説ってのは、誰が読んでも分かるものじゃないとそこに書いてある意味がありません。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による2007年刊行の警察小説『国境事変』文庫版を追加しています。

デリケートな問題を大々的に取り上げ、丁寧に書き上げた傑作だと思います。男臭い小説を読みたい方は是非。

ついでながら、こういうものを読むと、今後も東弘樹ものが継続されることを期待してしまいます。映像化する際には是非本木雅弘で。ホントは45歳くらいの松田優作がいいんですけどね。

と、云う事で。

昨日になりますが、二日目の公演が行なわれました。これにて、2ヶ月半ほどにわたる一連のヴェルディ・レクイエム・プロジェクトが終了しました。

実のところ、さほど好きな曲というわけでもなかったのですね。基本バロック好きですから。それでも、超有名だし、一生に一度は歌わないといけない曲の一つかな、良い機会だな、なんていう程度の結構消極的な参加の仕方だったのですが、まあ、かなり面白かったです。改めて、ヴェルディという作曲家の偉大さを体感できました。色々な意味で、深い曲だと思います。

さてさて、数々の名演以外にも、怪演、謎演、迷演、珍演等々がなされてきたのではないかと思うこの曲、確かに音はとりやすいしラテン語詞なのでさほど発音や暗譜にさほど苦しむことはないのですけれど、シンプルなだけに表現は本当に難しい。

大げさになり過ぎず、さりとて無味乾燥なのはもっとあり得ない、そんなレンジのどの辺を狙うのか、そして狙ったところをきちんと出せる発声法やら何やらをどう培うのか、短期間でそれをどこまで詰められるのか、というのが今回個人的に設定していた課題でした。

そんな課題設定の中、緩急を良いバランスで織り交ぜた、細部まで緻密に計算された演奏、というのはかなりの率で達成出来ていたのではないか、と個人的には思います。本当に良い勉強になりました。参加させていただいたことに本当に感謝しています。ありがとうございました。

ところで、中で歌っていると自分達の演奏というのは聴くことが出来ないのでよりちゃんとした自己評価はCD発売を待つことになりますが、私見では、極めて意図が明確なクリスティアン・アルミンクの指揮のもと、非常に集中度の高い、密度の濃い音楽が形作られていたのではないかと思いました。客席の皆様はどうお感じになられましたでしょうか。感想などお聴かせいただけるとうれしいです。

と、云う事で。

マックハリイの「柄刀一『ゴーレムの檻』」のまねしてかいてみるね

私設サイトの会』文庫版を追加しています。

*このエントリは、ブログペットの「大型稀少生物第弐号」が書きました。

先ほど錦糸町から帰ってきました。いやー、くたびれましたね。100分たちっぱなしはキツイです。カーテン・コール入れるとそれ以上。あ、カーテン無いですけどね。

先生方からはお褒めの言葉を頂きました。内部では色々なことが起きているのですが、トータルでは良かったのでしょう。個人的にも反省点は多々あり。明日は修正します。

なお、この曲、"Dies irea"で集中力を切らせないことが最も重要な気がしています。やたらめったら長いんですけれど、あれは一つながりの詩であり、曲なのですから。

と、云う事で。

本日は二日間に渡る新日本フィル定演・G.ヴェルディ作『レクイエム』2公演の第1日目。体力勝負なところが大なので仕事は休みにしました。暗譜してしまったけれど、楽譜は持つようにとの指示。まあ、ほとんど見ないでしょう。

ちなみに、今日が19:15開演、明日が14:00開演です。当日券があるかどうか分からないのですが、気になる方は直接すみだトリフォニーホールにお問い合わせ下さい。

これから一人で最終チェック、午後には錦糸町へと向かいます。涼しくなって良かったな、と思います。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、京極夏彦による現代を舞台とする長編小説『死ねばいいのに』を追加しています。

素晴らしい作品ですね。こういうものを読むと、将来京極賞みたいなものが出来るんじゃないか、なんてことを考えてしまいます。大変な才能だと思います。単なる才能じゃなくて、どことなく職人っぽさを感じさせるところがこの人の良さですね。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄にヘルダーリンによる18世紀末に発表された小説『ヒュペーリオン』の新訳を追加しています。

終始思索的かと思いきや、意外と波乱万丈な物語で、面白く読めました。訳も非常に読みやすいもので、今後は『ヒュペーリオン』だったらこの訳を、になるのではないかと思います。

中身はまさにロマン主義ですね。19世紀を通じてかなり広く読まれたのではないかと思うわけですが、そんな当時のベストセラーであるこの作品、第2巻第2部に含まれる詩(267-269頁)が、ロマン派の代表的な作曲家J.ブラームスの「運命の歌」に用いられていることを、さりげなく記しておきます。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、桜庭一樹による人気シリーズ「ゴシック」外伝短編集第1弾『GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神―』を追加しています。

シリーズの中では一応外伝的な位置づけの連作短編集、と言って良いでしょう。久城一弥とヴィクトリカの運命的な出会いの詳細、の他、彼らが所属する聖マルグリット学園に存在する様々な謎とその解決等々が描かれます。

含まれている情報量はかなり多いですね。ある意味、外伝、とは必ずしも言えないのかも知れません。ここから入って長編へ、という読み方も可能ではないかと思います。

と、云う事で。

さてさて、暑すぎる日々が続いていますけれど、個人的には本日からヴェルディ・ウィークに突入です。10-11日が本番なので、今日からほぼ毎日何かがあります。

ちなみに今回の演奏は基本暗譜(ああ、宣言しちまった。)。私自身は現時点で暗譜率90%ほどではないか、と思っていますが、残り1週間で完璧にしよう、と考えております。まあ、出来るでしょう。これまでもそうやってきましたし。

暗譜も大事なんですが、結構重要なのが体力維持。何しろ暑い。もう慣れた、とは言え、そこに落とし穴があるのかも知れません。油断せずに日々を送りたい、と思います。

と、云う事で。

追記:どうでも良いですけど、実はイタリア語のverdi=緑の、なのです。ヴェルディのレクイエム=緑のレクイエム。つまりは「グリーン・レクイエム」なんですね。でも、あれはショパンですね。ああ、ホントにどうでも良い話です。verdiだと前にある名詞は複数形になっている、というのもどうでも良い話です。

私設サイトの書籍紹介欄に、舞城王太郎による書き下ろし中編を含む作品集『NECK』を追加しています。

文庫がオリジナルです。内容は、書き下ろし小説、舞台脚本、雑誌(『エソラ』)掲載小説、映画脚本、の4本。相互に微妙に関わり合う変奏曲的な構造を持っています。イラストやらなにやら満載の相当変な本ですが是非ご一読を。

と、云う事で。

きょうは大型稀少生物第弐号と緊張する?
それとも議論する?

*このエントリは、ブログペットの「大型稀少生物第弐号」が書きました。

iTunesのヴァージョンが10に変わりましたね。早速DLしてみました。今回新たに付いた機能としてPingというものがあります。SNSみたいなもの、でしょうか。アーティストをフォローし、レヴュウをフォローされ、なんてことが出来るようになったのではないかと思います。しばらく様子を見ることといたします。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、東野圭吾が2006年に発表した長編『使命と魂のリミット』文庫版を追加してます。「最近の文庫2010秋」というところに入っています。

そうなんですよね、もう9月なのです。秋なのです。でも、ちっとも涼しくならない、というか端的に暑いのですよ。

まあ、暑いのも事実ですが、本の紹介も、読書の秋ということもありますので若干ペースアップを図りつつ、などと考えておりますのでご期待下さい。

本題に返しますと、東野さんのこの本は、病院を舞台にしたサスペンス・テイストのミステリ、となっております。元デンソー社員らしい作品ですね(笑)。ここまで露骨なのはあんまり無かったように思います。

と、云う事で。