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去る11月15日、勝鬨の第一生命ホールで行なわれました、日本音楽集団の第204回定期演奏会『トリトン・アーツ・ネットワーク創立10周年記念共催公演さらに響き合う明日へ ~栗山文昭氏を迎えて~』に出演して参りました。

詳しい情報は下記リンク先にありますので是非ご覧頂きたいと思います。

日本音楽集団の第204回定期演奏会

我々が加わったのは終盤2曲及びアンコール、でした。即ち、

三木稔作曲:くるだんど ~奄美の旋律によるカンタータ~(1963年)

川崎絵都夫:梁塵秘抄 ~歌謡のルーツを歌う~(委嘱初演)

と、アンコールの

寺嶋陸也:星のうつくしい村

です。

日本音楽集団とは、1964年創立の現代邦楽を主なレパートリィとする演奏団体です。さすがにプロフェッショナルな皆さんなので、技術は非常に高いと思いました。共演させて頂き本当にありがとうございました。

『くるだんど』は、5月に演奏した間宮芳生の『コンポジション』9番、14番と並んで、今年歌ったものの中でも非常に思い出深いものとなりそうな素晴らしい楽曲。個人的には、暗澹とした中に光を鋭く投げ込むような、そんな演奏を目指しましたが、いかがでしたでしょうか。

川崎絵都夫さんの曲は、とにかくダイナミクスと言葉のニュアンスにこだわりました。アンコール曲は非常に好きな曲ですので、2ヶ月ぶりに再演出来てとても嬉しかったです。今回の演奏は非常に安定してましたし。

そんなところです。普通に音楽活動をしていてもなかなかこういう機会はないわけで、非常に貴重な体験が出来た、そしてまた勉強になった、と思います。関係者の皆様、繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。

と、云う事で

私設サイトの音楽CD紹介欄に、英国のバンドCOLDPLAYの新作『MYLO XYLOTO』を追加しています。

意味不明なタイトルを持つこの作品、期待通りの出来映えとなっています。期待を超える、という感じではないのですが、それを言うのは酷、かも知れません。何しろ前作が凄かったですからね。完成度でもセールスでも。

個人的には、時折出てくるいかにもEnoっぽい音が好きですね。

と、云う事で。

去る11月12日(土)、タイトルの演奏会を聴きに、川越まで足を運んで参りました。

同じ合唱団の方が関わっている関係ですが、要するに合唱の授業での成果を発表する演奏会になります。器楽の方も入っている、というかそちらの方が多いはずですので、皆さん必ずしも本格的な合唱経験があるわけではないわけですね。それでどのくらいのことが出来るんだろう、と思っていたのですが、その実かなり楽しめました。

いやー、それにしてもこれだけの人数、部分的にはかなり背伸びした感じのある選曲等々、まとめ上げるのは大変だったのではないかと思います。ご苦労様でした。更なる進化を期待してしまいます。

各学年ごとの演奏になりましたが、どれも大変充実したものでした。とりわけラストステージである4年生の演奏が非常に良かったですし、面白かったです。プログラムにない『追分節考』と、信長貴富による『東北地方の三つの盆歌』、という選曲。

どちらも余りにも素晴らしい演奏だったのですが、どうやらつい先だってブダペストで演奏してきたようですね。それは練習量が他の学年とは違うわけでしょう。ちなみに後者は日本初演になるのでしょうか。そうですねぇ、こういうのを聴くと思うのですが、信長氏がどんどん凄い人になっていっているのが分かりますね。出版が待ち遠しいです。

と、云う事で。

去る11月6日(日)、三重県の文化会館大ホールで行なわれておりました、Vocal Ensemble 《EST》の第19回定期演奏会を聴いて参りました。題して、「繋がる絆 ~震災復興への祈り~」、です。

プログラムをみますと、私がいたころから比べてかなりメンバが変わっていることが分かりますが、端的にテナー増えすぎじゃない、とか思ってしまいました。一体何が起こったんだ(笑)。

それは兎も角、簡単に感想などを。

全体は5部構成です。最初は「人類の祈り」。宗教曲3曲ですね。まずはジョスカン・デ・プレのミサ曲から"Gloria"。男声のみ。これがひどかった(笑)。完全な失敗演奏でした。良いとこなし(笑)。気を取り直してコンクールでやるのだろうJ.ファートの"O quam gloriosum"へと。これはさすがに安定感のある演奏。そして次。女声による鈴木輝昭"Ave Maria"。素晴らしかったですね。前にもやった曲ですが、見事な演奏でした。

第2ステージは「岩手から」。曲は鈴木輝昭の『混声合唱のための組曲 原体剣舞蓮』。かねてからレコーディング作業を行なっていたものですね。宮沢賢治の長い詞章は覚えるのが困難だったようで、大部分が譜持ち。これ、ESTの演奏会ではかなり珍しいことです。私は初めて見ました。逆に言いますと、演奏は非常安定していて、言葉も良く分かりますし、アラもすくなかったように思いました。個人的にはこれがこの日のベストステージ。

第3ステージは「To Hope」。E.ウィテカー特集です。6月の北とぴあで演奏したものに、Animal Crackers vol.2からの3曲が加わりました。基本的にはコンクールで演奏されるもの、となります。さすがにこの辺はお家芸。ただ、"Animal"の寸劇でDちゃんが目立ち過ぎなのはどうなのだろうか、と。コンクールのDVDに残っちゃったりするんですよね、これ。金賞とったらだけど。

第4ステージは「鳥取から」。松下耕の『混声合唱のためのコンポジション 日本の民謡 第7集』、です。鳥取民謡をモティーフとした結構大変な曲。いつになく組曲を全曲きちんとやるポリシィに変化を感じつつ、輝昭曲に挟まれると何となく簡単そうに聞こえてしまうという恐るべき現実を直視しつつ、聞き終えました。安定した演奏ではありましたが、実はこの辺りからそろそろ疲れが感じられ始めました。ついでに言いますと、もう1割か2割、松下氏の合唱団が持っているようなエネルギッシュなところがあっても良いんじゃないかな、と思いました。

第5ステージは「宮城から」。鈴木輝昭氏の故郷ですね。曲は『無伴奏混声合唱のための 斉太郎節考』。タイトルはもうちょい長いんですが割愛。大変そうに演奏されてましたが、実際大変な曲、というよりはそもそも演奏会の構成に無理があったんじゃないかと思いました。第4ステージまでで限界だったんじゃないかな~、などと。この分量だとほぼ暗譜無理だし、集中力も切れてくるし、声も持たないでしょう。良いコンディションで是非再演を、と思いました。

その後アンコールやロビーでの演奏などもありまして、終了。打ち上げが津駅近くのホテルで行なわれまして、これに参加しました。取り敢えず来年7月の渡仏には基本的に同行することを宣言してきましたが、結構キッツイですね。善処します。

と、云う事で。

昨年に引き続き行なわれました、栗友会のぶてぃっくコンサートvol.2に足を運んできました。日時は11/4(金)、場所は代々木のオリンピックセンタ内にある小ホールです。

今回は、童謡を基調とするラインナップ。上島喜栄子さん緑さん親子による共演ステージ、海藤晴子さんとそのサポート部隊である男声コーラスグループ「8マンスーパースター」のステージ、8マンによる単独ステージ、そしてラストは海藤さんによるソロステージ、という構成でした。

円熟味と暖かみのある、そしてまたそれぞれ丁寧に歌いこまれた楽曲群は、それはそれは感動的なものでした。いつも一緒に歌わせて頂いている8マンの皆さんも、それぞれが持つ個性を存分に発揮しておられました。

というような具合で、秋の夜長に相応しい、非常に愉しめるコンサート、でした。ありがとうございました。

と、云う事で。

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